伊那市のオーガニック生活雑貨店 ワイルドツリーさんの2階で、毎週水曜に開催されている
シュタイナー親子クラス
全8回の講座で今回は第6回目です。
今回第6回目のお話は、叱り方について。
やまこちゃんはまだまだ物事の判断が付かない月齢。叱ってもまだ意味が通じないと思うので、とりあえず触ってはいけないものを周りに置かないなど、叱らないでいい環境づくりぐらいしか今はできることはないのかなと思っています。
ただもう少ししたら…きっとそうも言ってられなくなりますよね💦
今回はついつい叱りたくなる場面で使える、子どもへの伝え方のポイントを色々聞くことができました!※ちなみにこの内容はあくまで小学校に上がる7歳までの幼児期向けの内容になります 😀
①肯定文で伝える
✖「走らないで!」ではなく、〇「ゆっくり歩こう」など、肯定する表現で伝えることが大事。
②小さな声で冷静に伝える。感情的にならない。
③表現を毎回同じにする。
家の中で大声を出したら「大きな声はお外、小さな声は家の中」など、お決まりの掛け声を決めておくとよい。テーブルの上に乗った際、✖「乗ってはダメ」ではなく、○「足とお尻はテーブルの下」など。
④脅さない。
「早く寝ないと鬼が来るよ!」などと脅さない。結局鬼は来ないわけで、子どもに嘘をつくことにもなり、信頼されなくなります、、
⑤一貫性が大事。
お母さんとお父さんで言っていることが違っていると伝わらない。夫婦で「うちはどこまでOKか」について、普段からしっかり話しておく事が大事。
ちなみに言葉で3回言ってダメだった時は、次は五感に訴えるとよいです。講師の林洋子さんは元気な男の子を3人育てているパワフルお母さんですが、その実例を聞いてみると…
もう寝る時間だからお皿洗って寝るよ~と3回言って聞かなかったら→電気を消す。車の中で「あれを買って~!どうしても買って~!」と言って聞かなかったら→寒空の下窓を一瞬全開にして走るなど(笑)
これが効き目あるそうなんです。環境を変えて五感に働きかけると、パッと気分が切り替わって次の行動に移ることができます。そういえば、やまこちゃんも家の中でぐずり始めて長引きそうな時は、外に出るだけで機嫌が治ったりします。他にも、やさしい音色の鉄琴や弦楽器を鳴らして、切り替えのタイミングを習慣づけるのもいいみたいですよ。
子どもが癇癪を起してなかなか収まらない時…。子どもの反応によって親の態度を曲げてしまうと、それはつまり子どもにコントロールされてしまったということ。そしてコントロールできる大人を子どもは信用しません 🙄 。癇癪はいつかは収まるので、子どもが安全な限りはほおっておく。そうすると、子どもは言いたいことを言って満足したら自然に気持ちが収まります。
ただ親も心が穏やかでないと、ぐっとこらえて我慢も難しいと思うので、普段から穏やかに過ごしていられる事が大事なんですね。やまこ母は、忙しくなって自分を労わる余裕がなくなるとダメなので…色々詰め込み過ぎず、睡眠をしっかりとって、ゆったりと過ごしたいと思います 🙂
最後に質問です。もしあなたの子どもが誰かに謝らないといけない事をした場合、あなたは子どもに謝らせるタイプですか?うちは、親と一緒に謝らせてしまうかな~と思ったのですが、みなさんはどうでしょう?
今までの講座で話があったように、7歳まで子どもは親の模倣をしながら育っていきます。親が心から子どもの事で謝れば、その隣にいる子どもも口に出さないにしても、心の中では同じように謝っています。子どもは親と一体化しているんですね。講師の林洋子さんは、「後で、本当に悪かったなって思って、謝りたくなったら、謝ってもいいからね」とお子さんに伝えているそうです。理由は、
- その時は気持ちがモヤモヤして謝りたくなくても、落ち着いたら謝りたくなるかもしれないから。
- 「~してもいいからね」という表現だと、強制していないから。
そうすると後で一人で謝りにいったりするんですって 😀
ここまで子どもへの伝え方をお伝えしましたが、結局子どもがどう行動するかは、普段の親の行動次第。いくら言葉で「足で戸棚を閉めたらダメよ!」と言っても、親が足で閉めていたら子どもはマネをします…それはそうですよね 😀 💦
講師の林洋子さんの好きな言葉で、
「子どもを教育し、育てるのは私の行為であり、私の言葉ではない」
という言葉があるそうです。子どもに育ってほしい姿があるとすれば、まずは自分がそのように行動すること。子どもに言う前に、まずは我がふり直せ💦親になるとは修行の道ですね!
それでは次回をお楽しみに!
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