
こんにちは、長野移住ママブロガーのやまこ母です。
ブログを始めて5か月目。伊那市の移住推進の関係で、伊那で活躍している先輩移住者への取材&ライティングのお仕事をさせて頂くことになりました!
今回が第三回目。前回までの記事はこちら↓




今回の取材先は、伊那市新山にある
プチマルシェ・山小屋mokkiさんです!
自家製有機野菜に、自然の恵みを活かした山菜やジビエなどを使ったヨーロッパ郷土料理のレストランと、一棟貸しの山小屋を営まれています。
- レストラン営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00※完全予約制
- 休業日:不定休
- 住所:長野県伊那市富県1777−557
- 電話番号: 0265-96-0657
- プチマルシェ・山小屋mokkiについて知りたい人
- たくましく生きる大竹さんご一家について知りたい人
- 移住先での地域に根ざした暮らし方について知りたい人
プチマルシェ・山小屋mokki 大竹さんご夫婦


伊那市新山(にいやま)地域について
やまこ一家が伊那市に移住してきて1年ちょっと。色々出掛ける中で伊那市は一通り見たと思っていたのですが、今回の取材先の新山地区…あれ、まだ行った事ない所だ !と気づきました。
うちが住んでいる西箕輪から車で40分ほど。伊那市と一言で言っても広いんですよね。初めて行く場所にワクワクしながら、やまこちゃんとお出掛けしてきましたよ。
長野県の南、伊那市新山(にいやま)地区。約240世帯の自然豊かな里山です。 標高710〜1020メートルの丘陵地に清らかな新山川が流れ、日本の原風景ともいえる自然の中に息づいています。 東の山麓地にはゴルフ場があり、西の高烏山(たかずやさん)山頂からは、中央アルプス及び南アルプスの山々と天竜川が流れる伊那谷が一望できます。
出店元:里山新山
くねくねとした山道を運転していきます。そして標高も着実に上がっていっている様子!山が近く、里山に囲まれた集落というイメージです。自然が豊かに感じます。
移住者の受け入れも積極的に行っているそうですよ。
伊那市の木材で作られた、まきストーブ付きの田舎ぐらしモデルハウスもあるようですよ。
新山地域に移住した場合の特別補助金もあります↓


車を運転すること40分ほど。目的地に着く手前に、なかなかの上り坂が!
そしてここにきて雪が積もっているではないですか。 市街地には全くなかったのでびっくり!標高が高いんですね~。
今年は暖冬で家の周りではほとんど雪が積もらず、雪道の運転に慣れていなかったのでちょっとドキドキです。
実は坂の途中に5軒ほどお家があり、最初間違えて違うお家の敷地に入ってしまいました。
坂の一番上にある5軒目のお家が今回取材でお伺いする大竹さんご一家の営むプチマルシェさんになりますので、お間違いなく。
自分達で作った家に住む
着いたら一面の雪景色!!


ぽっかり空いた空間にログハウス風の素敵なお家がありました。同じ伊那市と思えない景色です。おとぎ話に出てくるような景色。どこかの旅先に来たかのようです。ドキドキ。


道に迷うかもと早めに出てきてしまったので、約束の時間の20分前に着いてしまいました。
早すぎたな~と思いつつ、支度を始めていると、おうちの方から「こんにちは~!どうぞ~!」とあたたかく奥様にお声掛けいただきました。
玄関から入ると、あったかい~!


部屋の真ん中で薪ストーブが焚かれています。


お風呂上がりの元気な長男くんと、お兄ちゃんの後をついて元気な次男くんの声で家の中はとっても賑やかな雰囲気です。



今レストランにしている隣の建物は元々あったものを改装して使っているんですが、こっちの住居側は自分たちで作ったんですよ。



え!作ったんですか!



資材は廃材を利用したり。漆喰もまだ塗ってる途中だったりします。



すごい!そして普通に暖かいです。



小さいですからね~。住居は小さくていいと思っているので。
言われないと自分達で立てた建物とは分からない出来上がりでした。まだ完成途中だそうで、家族みんなで協力して作っているそうです。
森の中に住みたかった
名古屋からのIターンで伊那市新山に住む大竹さんご一家。どういう流れでこの場所に住むことになったのでしょう。



元々名古屋のイタリアンレストランで修業をしていたのですが、自分達で野菜を作って料理を提供したいと思っていました。
ワインを作っている土地柄で、西洋野菜が作りやすい長野がいいなと思って住む場所を探し始めました。



長野は西洋野菜が作りやすいんですね。



そうですね、緯度の関係で作りやすいんです。
毎週休みの日は長野に来て、長野県内で色々と場所を見て回っていましたね。
最終的に伊那市にしたのは、街と森のバランスが素晴らしいと思ったからですね。意外とそのバランスがいい場所って無かったんです。
僕らは森の中に住みたかったので。



そうなんですね、森の中!



そうなんです。
最初この土地に出会ったときに、森の中で何もない空間が広がっていて、その空間に惚れました。自分達で景色を作れると思って決めましたね。



「自分達で景色を作る」そういう場所の決め方があるんですね。



あとは街との距離感がちょうど良かった所ですね。



確かに、不便でもなく、ちょうどいい距離感ですね!
素朴な疑問ですが、息子さんの小学校まではどれくらいの距離なんでしょう?



朝6時45分に毎朝出てますよ。



早いですね!



それで8時前ぐらいに小学校に着きますね。
地区の中でも一番遠いぐらいじゃないかな。



毎日この坂を登って帰ってくるんですよね。足腰強くなりそうですね!



帰りは登りなので、もう少し時間かかりますね。
5歳の時に南アルプスの地蔵ヶ岳にも登ってますよ。ひょいひょい行くので、こっちが「待って~💦」っていう感じになります(笑)
名古屋まで父子二人でテントを運びながら、2泊3日の自転車旅にも出たこともありますよ。



地の利を生かして、たくましいお子さんになりそうですね!
住みたい暮らしが環境を選ぶ
色々お話しを伺っていると…
「あ!キツネ!」
窓の外を見ると森からキツネがきていました。



合鴨農法で使った鴨をもらって育てているんですが、それを狙ってやってくるんですよ。
ほんと、田舎暮らしと言っても「どんな暮らしがしたいか」ですよね。それによってどんな環境に住みたいかが決まると思います。



そうですよね。一言に伊那市といってもこれだけ色々な場所があるわけですもんね。



環境が暮らしを決めると思うんですよね。田舎暮らしをする前に、まず自分がどんな暮らしをしたいかをイメージした方がいいですよね。



同じ長野で同じ田舎っていっても、環境が全然違うって事ですよね。



そうですね。伊那市はその裾野がすごく広くて、自分がしたい暮らしを選べますよね。
車で5分走れば全然違う暮らしになりますからね。
四季の移り変わりに合わせるのに5年



移住して何か大変だったことはありますか?



そうですね~。こっちは都会と違って四季がはっきりしているじゃないですか?その移り変わる時間軸より自分が遅かったんですよね。



…と言いますと?



基本前のりで行かないと、四季の移り変わりから遅れをとっちゃいますよね。
例えば雪が降ってきてから薪を割っていたら遅いわけですし。種を撒くのもタイミングがあって、遅かったら上手く収穫できなかったりしますよね。
前もって準備できるようになるのに、住み始めて5年くらいかかりました。やっと自然のリズムに合わせられるようになりましたね。



すごく分かります!住んでみて、肌で感じることですよね。
郷に入るつもりで来た



元々伊那市に知り合いが一人もいない状態できたので、常会とか区とか、どういうシステムなのか最初全然分からなかったですね。
地元の方たちが教えてくれて、毎月一回は顔を合わせてとかしてましたね。
いろんな会合に顔を出させてもらって、ようやく意味が分かってきた感じでした。



都会から来た人にとっては、新しいシステムですよね。最初の印象はどんな感じでした?



独立した地方自治体って感じでしたね(笑)



なるほど。ちなみに西箕輪のうちがある区は、区費は年間で3万円です。それとは別に入区費3万円。合計6万円最初に払いました。



新山の方が安いですね。区費は年間2万円、入区費はいらないんですよ。ほかにも常会費とかちょくちょく発生しますけど。



入区費いらないんですか!



とはいえ安い金額ではないじゃないですか。そのお金の管理とかもしっかり必要だったり、独立した世界っていうイメージでしたね。
まぁ、それだけ自然に対してやらなくちゃいけないことが多いってことですよね。行政もカバーしきれないので、自力でやらないといけないという。



例えばどういう仕事が発生するんですか?



川が氾濫しちゃったりとか、道に土砂が流れ込んじゃったりだとか、大雪が降って交通網がパンクしちゃったりだとか、木が多いので、木が茂って交差点の視界が悪くなればその木を切ったりだとか。草刈りだとか、側溝の掃除とかですよね。
地域のみんなで協力して、自分の土地を守るって事ですよね。



これからの移住者の方へ、自治会に対する考え方で何かアドバイスはありますか?



まあ、僕は完全に郷に従うつもりできたので。
土地も買っているし、ここに一生住むという覚悟の上できたので。
どうしても感覚の違いはあると思うので、外から来た自分の価値観で話すのは間違っていると思ってるんですよね。完全に合わせるつもりできました。
そのお金なんだろうな~と思っても、とりあえず払う!みたいな(笑)



そうですよね、最初はそれぐらいの気持ちでいた方がいいかもしれないですね。



やっぱりこっちの常識に、自分たちが入っているわけですからね。



最近移住者の方で、区費を払いたくないので区に入らず、だけどゴミだけは捨てていくという人がいたりして、トラブルになっていると聞いたりもします。



そうですね~特に若い人たちは田舎暮らしで自由を求めるという人がいる気がするんですが…。しがらみのない世界だと思っている方がたまにいらっしゃる気がするんです。
どこにだって世間と社会はあると思うんですよね。そこを許容しないと、たった一人で生きるわけじゃないでしょ?って思いますよね。



ほんとですよね。



うん、イカンと思います(笑)



すごい自然に地元に溶け込んでいらっしゃるなと思います。



やっぱりいつまでたってもよそ者じゃないですか。
でも地元の人にここに住んでる事を認めてほしいので、僕は敬遠されがちな役もやるって感じですね。



それは地元の方からしたらありがたい話ですよね!
プチマルシェ・山小屋mokki 大竹さん一家を訪ねてみよう
薪ストーブの暖かさが心地よく、ついつい長居してしまいそうな雰囲気でした。
時間もそろそろ遅くなるのでとお礼をいって外に出て見上げると…
森が作った額縁の中に無数の星々が!これはすごいです!
一棟貸しのお宿、山小屋mokkiには、光害が少ないからと、遠方から星好きな人が泊まりに来たりもするそう。薪ストーブや、石窯、キッチンストーブなど、火遊びできるしかけがたくさんあるお宿のようですよ。都会から遊びに来た人にはたまりませんね!「田舎暮らしをさせたくしたい」という目的で作られたお宿だそうですよ。


レストランプチマルシェは完全予約制です。素材にこだわったお料理の数々が頂けます!



別世界のような空間で、美味しい料理が頂けます。めちゃくちゃオススメです!
長野県伊那市、新山という里山、標高1000mの山中で、年間約50種類の野菜やハーブを有機栽培しながら、ヨーロッパの郷土料理レストランと一棟貸しの山小屋mokkiを営んでいます。
春は山菜、秋は松茸などのキノコ類、ジビエ、飼育しているヤギのチーズ、地下水など、自然の恵みを活かした料理をお楽しみください。山小屋mokkiでは、薪ストーブや薪のオーブン、石窯があり、山暮らしを味わいながら、ゆっくりとご滞在いただけます。
ホームページより
移住先の土地に根ざして、たくましく暮らしている大竹さん一家をぜひ訪ねていってみてくださいね。新しい土地に住むという事のヒントがたくさんもらえるはずです。
今回のお仕事で書かせてもらう記事はもっとコンパクトな記事になってしまうのですが、せっかくたくさんお話しを伺ったので、ブログでも書かせてもらいました。
そして、まだまだ!魅力的な先輩移住者に取材できる予定です。乞うご期待!



他にも個性あふれる伊那谷移住者の方達に取材しています。まとめているので、よかったら覗いてみてくださいね↓

