長野移住ママブロガーのやまこ母です
娘やまこちゃんを生んで約2年が経ち、初めての親子登山にチャレンジする事にしました!
選んだ先は入笠山。理由は伊那側からマナスル山荘近くの駐車場まで、車で行けると聞いたから。
そこまで車で行けたら、2歳近くの娘を連れてでも気軽に山登りを楽しめるんじゃないかと思ったんです。
はい、確かに駐車場からの登山は思っていた通り子連れでも気軽に楽しめました。
ただそこまでの道が…想像以上に大変で…(泣)
登山よりも、駐車場につくまでの消耗加減の方が激しかったです。
そんな入笠山への車でのアクセス方法も含めた内容で、お届けしたいと思います!
- 入笠山への子連れ登山を考えている人
- マナスル山荘近くの駐車場まで車でのアクセス方法を知りたい人
- 11月下旬ごろの入笠山の様子を知りたい人
マナスル山荘近くの駐車場まで車で行く方法4つ
今回下調べをあまりせず、Google Mapsの案内におそるおそる従って行ったところ、結果後悔する事になりました…
次回に備えて改めて調べたところ、マナスル山荘近くの駐車場まで車でアクセスするには4つのルートがあることが分かりました。
- 伊那市長谷・三義経由のルート※今回筆者が行ってしまったルート
- 伊那市長谷・仙流荘の脇を通るルート※工事中で通れない
- 伊那市千代田湖経由のルート※オススメ
- 富士見側からのルート※マナスル山荘宿泊者しかマイカーで通れない
結論でいうと③伊那市千代田湖経由のルートがオススメです。
伊那市役所の方にも電話で聞いて確認した内容なので、自分へのメモもかねて記しておきたいと思います!
これからご紹介する4つのルートは全て、冬期(12月〜4月ごろ)は通行止めになります。
伊那市長谷・三義経由のルート※オススメしません
まずは筆者が下調べもせずに行ってしまったルートから。
※スタート地点は仮で「伊那市駅」として、登山口駐車場はマナスル山荘のすぐ近くなのでゴールは「マナスル山荘」とします。
スタート:伊那市駅
経由地:伊那市長谷三義
ゴール:マナスル山荘
道は最初はアスファルトで舗装されていますが、細いです。対向車が来たらまずすれ違えない道が続くのですが、所々に家があります。
住民の方が使っている生活道路なので、対向車が来る可能性は十分にあります。
長谷の山間の道を延々と進むコースで、道幅の狭さ以上に、こんな山奥まで家が…!?という光景に一番驚きました
更に進むとアスファルトは未舗装路になり心細さが増します。
途中車の中で歓声が上がったのは、細い未舗装路が終わって、十分すれ違えるアスファルトの道が突然現れたから…!
と、喜びもつかの間、またまたすれ違いが難しい道幅の未舗装路に戻りました。(どうやらダムの工事が以前あって、それ用に一部だけアスファルトにしたようです。)
しかも片側が崖になっている部分も結構あり、こういう道に慣れてないせいもあって、あまり生きた心地がしませんでした…。
永遠に続くかと思われる不安な道を進むこと30分ほど…突然目の前に視界が広がりましたー!芝平峠(しびらとうげ)です。
はぁ〜休憩!とばかりに車を停めて一休みです。
ここはこの後記載する千代田湖経由のルートとの合流地点です。
帰ってから、伊那市役所に聞いてみたところ、千代田湖経由の道は全面アスファルトでそっちの方がオススメとのこと。
知っていたら千代田湖経由の道を間違いなく選んでいたのですが、知らないってこわいですね。
芝平峠までで対向車は1台のみ。しかも道幅が比較的広めな場所でのすれ違いだったのでよかった…。
ここからは、アスファルトの舗装された道で心に余裕が持てます!
まだ道は細いですが、芝平峠(しびらとうげ)までの道と比べたら広めで、気持ちは生還!という感じでひたすらホッとしていました。先が見えない道って怖いです。
あとは順調にマナスル山荘まで着くことができました!
入笠山登山口の駐車場は、Google Mapsに記載している場所とは違うので注意です。
Google Mapsに記載している場所にいくと、駐車場の看板はあるのですが入り口をベンチでふさがれて入れないようになっています。
ここまで来たのに、駐車禁止!?と一瞬あぜんとしました…
マナスル山荘の方に聞いたところ、別の場所にあることが判明して一安心。
こちらのキャンプ場の駐車場に登山者の人も車を置いていいそうです↓
「登山者の方は広場の右奥に置いてください」とのことだったので、ここかなと言う場所に他の登山者の方も車を停めていました。場所自体は広々としています。
ということでアクセスについては一件落着、目的の入笠山登山口の駐車場までたどり着けました〜!
ですが、このルートは他の方には絶対オススメしませんし、我が家も心臓に悪すぎるのでもう二度と通りたくない道です。
次に、帰ってから調べた他のルートを紹介します。
伊那市長谷・仙流荘の脇を通るルート※工事中で通れない
仙流荘の脇の道を通って行くルートです。
ですが、この道はここしばらく工事中が続き、通れない期間が続いているとのことです。この先も工事の終わりが見えないようで、まだまだ通れなさそうとのこと。
通れたとしても、途中の戸台大橋(くだいおおはし)までは舗装されているのですが、その先は未舗装路になり、悪路に強い車でないと難しいとのことです。
参考までに記載しましたが、この道は選択肢からは外れますね。
伊那市千代田湖経由のルート※オススメ
伊那市側からの車でのアクセスだと、一番オススメと言われたのが千代田湖経由のルート
スタート:伊那市駅
経由地:伊那市千代田湖
ゴール:マナスル山荘
先程も記載したように、この道は全線アスファルトの舗装路だそうです!
対向車とすれ違えない道幅の部分もあるけど、待避場も所々あり、伊那市側から車で入笠山へアクセスする場合は一番推奨されているルートとの伊那市役所からの回答でした。
我が家は次回入笠山に車でアクセスする場合は、このルートを選ぼうと思っています!
伊那市側からマナスル山荘までの道路の詳細についてはこちら↓が窓口になるそうです。必要に応じてお問い合わせください。
富士見側からのルート※マイカー規制あり
一番道幅が広くて、安全に通れるのは富士見側からの道です。
スタート:伊那市駅
経由地:富士見町
ゴール:マナスル山荘
ただし、この道はマナスル山荘に宿泊する人しかマイカーで通れないように富士見町側で規制されています。
また、12月〜4月の冬期は通行止めになっているので、宿泊の人もマイカーで山荘まで行くことはできません。
ということで、このルートが道幅も広く、全面アスファルトの舗装路で、ミラーもあり、一番走りやすいのですが、残念ながら山荘への宿泊者以外は通れません。ご注意ください。
マイカーでアクセスする人のマナーが問題視されている
マナスル山荘のホームページに、このような記載がありました↓
※富士見町では入笠山へはマイカー規制のため宿泊の方以外のマイカー乗り入れはできません。伊那市は規制はありませんが、入笠山登山口以外に駐車場はありません。また、入笠山で車中泊できる場所も一切ありません(見つけたら不審者として警察に通報します←過去に通報事例あり)。マイカーで登ってくる方のマナーがとても低下していますので、伊那市でもマイカーの規制をぜひお願いします。
出典元:マナスル山荘HP
山荘の方は伊那市側でもマイカー規制をするように呼びかけているぐらいなので、マイカーでのアクセスはあまりウェルカムな事ではなさそうです。
伊那市側はマイカー規制はしていないので、アクセスできてしまうのですが、行く際はマナーを守って駐車場を使わせてもらうようにしましょう。
晩秋の入笠山 子連れ登山
登山口までのアクセスでかなり消耗してしまったのですが、本来の目的はこれから!
そう、子連れでの山デビュー、娘と初めての入笠山がテーマでした…!あやうく本来の目的が薄れてしまうところでした(笑)
登山口には水洗トイレがあります。身支度を整えて、登山開始です。
娘のやまこちゃん、足腰は強く普段はよく歩くのですが、慣れない環境だからかひたすらおんぶをせがまれ、結局山は歩いていません。まだ少し早かったかな。
リサイクルショップで入手した、モンベルのベビーキャリアが大活躍でした。
終始このスタイルでの登山です↓
天気予報は晴れで、日が出れば暖かそうだったのですが、なかなか雲が取れないので、ダウンをすっぽり被ってスタートです。
今回の山行メモ
- 山行日11月23日
- 出発時刻10:25 → 山頂到着時間11:05(登り30分)
- 山頂出発時間11:25 → 下山時刻11:45(下り20分)
- 出発地点の標高1800m、山頂の標高1955m(標高差155m)
- 歩行距離1.5km
標高差155m、歩行距離1.5km!
子連れ登山デビューにはこれ以上ないくらい、最適なお山のサイズです。
最初は歩きやすい道なので、お散歩気分でのんびりスタートです。
左手には広場が広がっています。
11月下旬の今は一面枯れ草で茶色でしたが、もう少しして雪が積もると一面真っ白の雪面になって綺麗なんですよね。
少し急な坂が出てきました。焦らず一歩一歩登ります。
それなりの大きさの石が転がっているので、足元に気をつけながら進みます。久しぶりの山歩きは足の置き場に慣れないです。
10分ほど歩いて、分岐点にやってきました〜
右が岩場コース、左が岩場迂回コースですが、こどもを背負っているので迷わず岩場迂回コースを選択。
岩場迂回コースはこんな感じの道で、歩きやすいです。
入笠山にくると木の枝から垂れ下がった藻!?のような、「サルオガセ」がいつも目に入ります。光が当たるとキラキラして綺麗です。
やまこちゃんを背負ってもくもくと登ります。
また10分ほどして分岐が現れます。入笠山山頂まであと5分!あっという間ですね。
ここからがちょっと急にはなるのですが、あと5分なのでがんばれます!
山頂です〜!雲もすっかり取れて、最高の景色が待ってくれていました!
こちらは富士見側の風景↓で、山頂に雲がかかっているのが八ヶ岳です。すすきと一緒の写真が、我ながら晩秋感がよく撮れていてすばらしい!
こちらが伊那側の風景↓
富士山もバッチリ見えています。
諏訪湖もよく見えます。
雪が被った北アルプスもバッチリ見えていたはずなのですが、この時は残念ながら雲の中でした〜。御嶽山も少し見えましたよ。
相変わらず入笠山の山頂は360度の絶景で、すばらしいロケーションです…最高すぎる。
広い山頂で他の登山者の方も、みなさん思い思いに過ごされていました。
風もそこまで強くなかったので、我が家も温かいお湯とチョコレートで休憩です。
15分ほど休んだら、下山スタート!ベビーキャリアを背負っての下山は初めてなので、ポールを使いながらゆっくり降ります。
サクサクっと、20分ぐらいで下山。登りも下りも、コースタイムと同じぐらいでした。子どもを背負っていても特別時間がかかることはなかったです。
下山後、マナスル山荘でのランチをとても楽しみにしていたのですが…事件が。
マナスル山荘は休館日を事前にチェックすべし
なななんと…!この日マナスル山荘は休館日でした〜!
3連休の最終日、祝日の月曜日だったのですが…祝日でもお休みになることがあるんですね。
「ビーフシチューにしようか、鍋焼きうどんにしようか、食後のコーヒーが楽しみ〜♪」なんて思いながら下山してきたので、勝手にですがかなりショックです。
帰ってマナスル山荘のホームページをみると、週末にも休館になる可能性がちゃんと記載されていました。
Q6.休館日はありますか?
A.6月、夏休み、年末年始、祝日を除く木曜日が休館日になります。ランチ宿泊ともにお休みとなります。通年営業ですが、富士見パノラマのゴンドラ運休期間(4月と11月)は休館となります。山荘では他エリアへの登山イベントなども企画していて、週末に休館となることもあります。また、買い出しや下界での所用のため、不定休でお休みすることもあります。週末のイベントでマナスル山荘本館のウェブページ(このサイト)、FBページやTwitterでお知らせしますのでチェックしてください。
出典元:マナスル山荘HP
マナスル山荘でのご飯を楽しみに登山している方も多いと思うので、我が家のような事にならないように、事前にSNS等で確認されることをオススメします。
我が家も次回は、しっかりチェックしてから行きたいと思います!悲しいよ〜!
入笠山子連れ登山 おわりに
今回はメインの登山よりも、登山口までのアクセスがメインのような山行でした(笑)
結論!今回はマイカーでのアクセスに初チャレンジしてみましたが、富士見側からゴンドラでのアクセスが手軽で安全で、一番いいと思います!笑
富士見側なら、下山後温泉や飲食店もありますしね。
そうそう、入笠山から富士見側への下山後にイチオシしたいお蕎麦屋さんがあります。国道20号沿いにある勝山そばさんです。黒くて味の濃い、美味しい田舎そばが食べられますよ。
長野県に来たからには絶対美味しいお蕎麦が食べたい人は、必ず寄って帰ってくださいね!お店の隣には日帰り温泉施設もありますよ。
>>勝山そば店|茅野市|長野県で蕎麦が食べたい時に一番に思い浮かぶお店
入笠山自体は子どもを背負って登るには、無理なく登れて、山頂での景色も最高だし、本当にオススメです。
本来であれば(笑)マナスル山荘でコーヒーを飲んだり、美味しいごはんが食べられるのも大きいですよね。
車でのアクセスの際にはルート選びには十分ご注意ください!我が家もまた別の季節に入笠山はチャレンジしたいと思います。
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