やまこ母こんにちは、長野移住ママブロガーのやまこ母です。
マチュピチュへのトレッキングで出会った、私たち夫婦。
2016年2月に中央アルプス千畳敷にある『ホテル千畳敷』を貸切り、1泊2日で結婚式と披露宴を行いました。
やまこ母一言に「ホテル」といっても、標高2612mにある日本一高い場所に立つホテルです。
しかも時期は厳冬期の2月で。気温は軽くマイナスの世界。雪山での結婚式です(笑)
一般の人には、おそらく理解できないこの状況での結婚式ですが、なんと山好きにはこれ以上ないぐらいの好条件で結婚式・披露宴が行えてしまうんです。
その理由としては…
- 憧れの中央アルプス千畳敷で山の結婚式
- まさかの標高2612mで披露宴までできてしまう
- 山とオコジョ付きのウェディングケーキがかわいい
- 夜に満天の星空が見られる
- 翌朝のモルゲンロートが感動的
- 翌日には千畳敷でスノーシューを楽しめる
- シーズンオフの冬だからこそ、都内での結婚式よりローコストで挙げられる
そもそも最初は私の思い付きから始まったのですが、家族、友人、駒ヶ根市のたくさんの方々に協力して頂き、実現する事ができました。
やまこ母感謝を込めて、お伝えしたいと思います！
そしてその数年後に、同じ上伊那地域の伊那市に移住してくる事になるとは…人生とはほんと面白いです。
- 駒ヶ根市がやっている『純白の結婚式』の雰囲気を知りたい人
- 山で結婚式を挙げたいけど、場所や方法が分からない人
- 雪山での結婚式ってどういうこと？？と興味津々の人
純白の結婚式 ホテル千畳敷を貸切 標高2612ｍ
なぜ2月に標高2612mの雪山で結婚式？
駒ヶ根観光協会で『純白の結婚式』という、毎年2月に標高2612mの中央アルプス千畳敷で結婚式が行われている事は知っていました。
ちなみに令和2年2月開催「中央アルプス純白の結婚式」募集要項がこちら↓
晴れていれば、青空と雪山バックにすごい写真が撮れて、忘れられない結婚式になりそう。
ただ駒ヶ根観光協会が公募しているのは、2612mまでバス、ロープウェイで登り、結婚式だけして降りてくるという内容。（披露宴は下山後ホテルなどで行う）
やまこ母せっかく時間をかけて登るのに、すぐ降りるのはもったいない気がするなぁ
ロープウェイで上がった終着地点には、『ホテル千畳敷』という立派な宿泊施設がある。しかも冬だったら泊り客も多くないかもしれない。
やまこ母みんなで貸切って泊まれたら楽しいかも
そんなやまこ母の思い付きからはじまりました。
相談したのは、駒ヶ根市にあるウェディング演出専門店ワクワクカンパニー
「ホテル千畳敷を貸切にして、1泊2日で結婚式と披露宴をやりたいのですが…」
と伝えたところ、「それ、実はやってみたかったんだよね！」と、二つ返事で協力してもらえることになりました。
ただし問題は、天候が悪い時や、ロープウェイが止まってしまったりした時の対応。
やまこ母万が一ホテル千畳敷まで行けなかった場合、皆がどこに泊まるのか？
そこはなんと全面協力いただき、万が一の際に宿泊できる宿と式場を、駒ヶ根市内に抑えてもらうプランBを作ってもらう事ができました。
やまこ母プランBがあったので、先に進める事ができました！
東京からは貸切バスで旅行気分で来てもらう
当時はまだ横浜に住んでいて、招待している友人もほとんどが都内近郊に住んでいました。
それぞれ駒ヶ根市まできてもらうのは大変…
やまこ母貸切バスでワイワイと来てもらおう
新宿西口の集合場所から貸切バスに乗ってもらい、
幹事を頼んだ友人に、バスの中でゲームをしてもらいながら来てもらいました。
やまこ母旅の始まりです！
当日駒ヶ根市は、雲行きの怪しい天気。
麓から結婚式場の千畳敷を眺めると…なかなか寒そうな雰囲気。
駒ヶ岳バスターミナルでバスを乗り換えて、標高1662mのしらび平駅まで上ってもらいます。
ここからはロープウェイに乗り換えてぐんぐん上ります。
「中央アルプス純白の結婚式」と記載された特別ロープウェイ！
皆が乗ったロープウェイが到着しました。標高2612m千畳敷駅！なかなか寒そうです(笑)
千畳敷駅の気温は…軽くマイナス11度以下！
標高2612mにて、ウェディングドレスでお出迎え
やまこ母ロープウェイを降りたら寒い思いをしないで、ホテル内に入ってきてもらえます。
新郎新婦は、ホテルの入り口で皆をお出迎え！
ホテル千畳敷のレストラン内で、はじまりの挨拶。
レストランの端で親族同士の挨拶を行い…
待ちにまった結婚式です！
結婚式のドレスコードはありったけの防寒着
結婚式は屋外の特設会場です。
駒ヶ根市の関係者のみなさまが、極寒の中作ってくれた、雪の特設チャペル前。
結婚式のドレスコードは「ありったけの防寒着」！
傍らでは、寒い中アルプホルンを吹いてくださるみなさん…！ありがとうございます！
風が吹いていたので、体感温度は軽くマイナス15度以下はいっていたと思うのですが、ご覧のとおり、ドレスでがんばりました(笑)
ちょっとした吹雪の中、正にホワイトウエディング！
やまこ母ちなみにドレスの下にはあったかズボンとブーツはいてます！
新郎はヒートテックなどは着てなくて、普通にスーツとシャツです。
いや、普通にペン持つ手が震えてましたね。そして寒さの次の段階では、震え→しびれになるんです。これは初めての体験でした(笑)
誓いの言葉が入った『駒ヶ根高原 幸せの森の住民票』にサインをしたら…
こちらのハンコを親族・友人代表に押してもらい…
やまこ母晴れて駒ヶ根高原 幸せの森の住民になりました。
退場時には、ライスシャワーやフラワーシャワーの替わりに、みんながシャボン玉を吹いてくれました。
でも寒すぎて、シャボン玉がすぐパリパリに。思うように膨らまなかったみたい(笑)
雪山バックに家族も、友人も、全員で集合写真！
やまこ母寒かったけど、この写真のとおり。ぶっちゃけ楽しすぎました！
ホテル千畳敷レストランでアットホームな披露宴
外での結婚式のあとは、ホテル内のレストランで披露宴！
入場は、レジ横のレストランの入り口から。
手作りのアットホームな会場です。
ホテル千畳敷の料理長が、特別に考えてくれたお祝い膳です！
お品書きまで用意してくれました！
やまこ母地元の食材をたくさん使った料理は、すごく美味しかった！
育地（いくち※別名あみたけ）の煮びたし
アルプスサーモン 千畳敷造里
信州豚のごぼう味噌仕立て鍋
お料理の説明も料理長みずからしてくださいました。
お子様プレートも用意してくれましたよ。
気になるウェディングケーキはこちら！山と新郎新婦です。
粉砂糖をかけて雪を降らしたら…
雪山の完成～！新郎にもちょっとかかっちゃいました(笑)おこじょも現れました！
スクリーンで生い立ちビデオの上映会もできました。
やまこ母ささやかながら、退場の際みなさんに渡したプレゼントはこちら
①地元で採れたかぼちゃを使ったパンプキンケーキ
②山で使えるオススメの食器セット（みんなに山へのお誘いの意味を込めて）
最後にスタッフのみなさんと記念撮影！本当にありがとうございました!!
千畳敷の満天の星空に感動
披露宴が終わったら、あとは思い思いに過ごしてもらいました。
お風呂に入る人、レストランでの二次会に参加する人、外で星空を堪能する人、それぞれです。
ちなみに、昼は若干吹雪いていた千畳敷も、夜はこのとおり満天の星空！
奇跡的に無風で、比較的長く外に居られるぐらいでした。
外でもカメラマンさんの写真撮影は続きます。
色々な写真を撮ってくださいました。
やまこ母駒ヶ根市の夜景もきれいでした！
中央アルプスをそめるモルゲンロートに感動
翌朝も快晴で、もうそれはそれは感動的な景色がたくさん見れました！
夜が明けてくると一面の雲海が…！その先には富士山！
山好きはみんな早起き。続々と起きてきて、日の出前にばんざいポーズで写真撮影！
やまこ母朝日が出てくると、中央アルプスがピンク色に!!
なかなか見れない絶景にみんなもう大はしゃぎ！
朝日を浴びた集合写真です。ほんと気持ちよかったな～！
2日目は晴天の千畳敷でスノーシュー
2日目のスケジュールは、３チームに分けて行いました。
チームA：下山して、バスで駒ヶ根市内観光
チームB：下山して、温泉でまったり
チームC：千畳敷でスノーシュー
チームAは養命酒駒ヶ根工場などの見学
チームBは露天こぶしの湯でまったり
チームCは晴天、無風、最高の天気の中、千畳敷でスノーシュー！
やまこ母ここが日本とは思えないような絶景が目の前に！
ピーカンで登っていると暑くなるぐらい。
2日目が晴れてよかった！
なかなか千畳敷でのスノーシューは、コンディション良くないと楽しめないから貴重です。
差し入れのウイスキーをみんなで頂いたり、まったりスノーシューを楽しみました。
あっという間の二日間でした。
最後のお見送りまで、ホテルのスタッフの方にはほんとによくして頂きました。
「ロープウェイが出発したら、左を見てね」と言われたので振り向くと、ホテルの副支配人が手作りの祝い旗で見送ってくださっていました！
やまこ母ホテル千畳敷のみなさん、本当にありがとうございました！
まとめ もう一度やりたい純白の結婚式
私は一般的な結婚式に全くといっていいほど興味ありませんでした。
もし今回の機会がなければ、正直、式自体挙げていたか分かりません。
でもこの機会に巡り合えて、本当に楽しかったし、やってよかったと思っています。
やまこ母今思い出してももう一回やりたいと思えるほど。
根っからの山好きさんには超オススメな結婚式です！
都会の式場で挙げるより、全員の旅費を入れてもコストは抑える事ができますよ。
ただし今回の式が成功したのは、元々フットワークが軽く、どんな環境も楽しんでくれる家族、友人に恵まれていたからだと思っています。
元々や私が山サークルを作って活動していたので、友人同士も横のつながりが多く、みんなで旅行にいくようなノリできてもらえたというのもあります。
あと、高山病はどうしても発生してしまうので要注意です。
お酒を控えてもらったり、高山病にはなるべく気を付けてもらっていたのだけど、中には体調を崩してしまって、2日目一番のロープウェイで下山した人もいます。
やまこ母そういう人にはちょっと申し訳なかったと思っています。
ちなみに…
次に誰かこの場所で式を挙げてくれないかな～参列したいな～と思っていたところ…
私達の結婚式に参列してくれた山好きカップルが、なんと翌年同じ場所で結婚式を挙げてくれたんです！
しかも素晴らしい晴天！
次は参列したいという夢が翌年に叶っちゃいました！
やまこ母最後に、今回ご協力いただいた「チーム駒ヶ根」スタッフのご紹介です！
結婚式、披露宴の司会進行をしてくれた、盛り上げ上手な駒ケ根高原教会 牧師 城村さん
2日間素敵な写真を撮り続けてくれた、フォトガーデンホンダ 本多さん(写真一番左）
すべてはこの人に相談した事から始まった…！ブライダル演出専門ワクワクカンパニー 渋谷さん（写真左）
2日間サポートをしてくれた駒ヶ根市観光協会 林さん（写真右）
純白の結婚式 ホテル貸切バージョン、気になる人はぜひコンタクトをとってみてくださいね！
一生思い出に残る、すばらしい式になる事間違いなしですよ！
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