こんにちは、長野移住ママブロガーのやまこ母です。
上伊那地域で、体にやさしい食品を扱っているお店ないかな~
人へのプレゼントにできそうな珍しい商品を扱っているといいな
人との出会いがある、通いたくなるようなお店があるといいな
そんな風にいつも情報アンテナを張っている人に、ぜひ訪ねてみてほしいお店があります!
南箕輪村にあるベジかけるさんです。
- 営業時間:9:00〜18:00(土日祝9:00〜17:00)
- 定休日:木曜日
- 住所:長野県上伊那郡南箕輪村3458−1
- 電話番号: 0265-97-1126
2019年7月に南箕輪村の元地域おこし協力隊の内山祐輔(ウチヤマ ユウスケ)さんがオープンした話題のお店です。
ベジかけるさんは、行くたびに新しい発見があって、やまこ母もお気に入りのお店です。
今回少しお話しを伺う事ができたので、お店の魅力をまとめて紹介しちゃいます!
ベジかける【南箕輪村】地域密着型の食品セレクトショップ
ベジかけるは南箕輪村にある一見こじんまりとした青果店なのですが、置いてある商品を見るとこだわりを持ってセレクトされた数々の商品!
そして店内の一角がコワーキングスペース、イベントの貸しスペースとしても使われているなど、地域の人が交流できるコミュニティスペースとしても場所作りをされています。
知れば知るほど魅力的な、地域密着型のセレクトショップという印象!
では早速お店を紹介しますね!
宮崎県出身の内山さん親子が温かく迎えてくれるお店
場所は国道153号線沿いにあるこちらの建物の1階です。初めて来る人はちょっと分かりづらいかも?私は最初分からず一回通り過ぎてしまいました。
お店は空き家をリフォームして作られたそうです。窓ガラスにある、ベジかけるのトレードマークのロゴが目印です!
ロゴは長野県の「りんご」がモチーフになっています。よく見ると、上部が「べ」下部が「ジ」、そして「べ」と「ジ」が交わっている部分が「×(カケル)」になっていますね!
駐車場は道路を挟んだお店の向かい側の空き地で広いです。お店の旗が立っているので分かりやすいですよ。
「ベジかける」とは「地域 × 農産物」の意味。
店長の内山さんは、宮崎県出身。南箕輪村の地域おこし協力隊として大芝高原味工房の直売所で働いた経験から、任期を終えたあと、多くの人に村で採れた野菜を味わってもらう為、自分でお店をやってみようとベジかけるを立ち上げました。
今まで数回行ったことはあったのですが、いつもニコニコ迎えてくれるレジの女性。アルバイトの人かな~と思っていたら、なんと内山さんのお母さんだそうで…!
宮崎県から息子さんの住む南箕輪村に移住されてきたそうです!いつも親子で迎えてくださっていたんですね!
そして驚いたのが、今年の夏ごろにはお父さんも移住されてくるとか…!なんだかこれから益々盛り上がりそうな、ベジかけるさん。
店長の内山さんに少しお話しを伺ってみましょう。
「ベジかける」という名前に込めた想い
「ベジかける」は「地域 × 農産物」の意味ということですが、 なんだか熱い想いが込められていそうなネーミングで気になります…!
どんな想いが込められているのか伺ってもいいですか?
コンセプトは「地域と農産物をかける青果店」。つまり、農産物を通じて地域と地域を繋いでいきたい!という想いがあります。
地域と地域ですか。
はい。この想いに至ったのは、各地域で採れる農産物は質・味ともに素晴らしいのに、そのことを知らいない消費者が多いからです。
と言いますと?
幼いころ、地元宮崎で食べるりんごは美味しくなく、嫌いでした。味もはっきりせず、食感もスカスカ。 とても美味しいと呼べる代物ではなく嫌いな果物の代表でした。
めっちゃ分かります!私も今まではりんご=モソモソの触感というのが、イメージでした。
それが長野県に移住し、時期の新鮮なりんごを食べた瞬間、その味・食感に驚きました。「産地の新鮮な旬のりんごってこんなに美味しいんだ! 自分が食べていたのはいつ収穫したかもわからない りんごだったんだ」と初めて気づかされました。
ほんと、長野のりんごは美味しいですよね。
でも逆もしかりで。長野県で宮崎県産の農産物を紹介したときのことです。
2018年4月、大芝高原味工房をリニューアルオープンを控えていた時、直売所のオープンも同時に予定していたのですが「地元の農産物がない!」ことに気づきました。
12月~2月まではこの地域は農閑期なんです。3月~5月に播種・定植をし 栽培できるのは6月以降なので。
そうですよね、この地域は冬は寒すぎて、野菜育てられないですもんね。
そこで、私の地元宮崎県の農産物を仕入れようと考えました。宮崎県は温暖な気候なため、冬の時期でも農産物が収穫できます。
なるほど!
ちなみに宮崎は夏場は地温が上がりすぎるため、農産物が育ちません。長野県とは逆の環境です。
へー!そうなんですね、びっくりです!
その時仕入れた商品が生のまま丸ごと食べれるキンカンでした。 これを味工房の直売所で紹介したとき、爆発的に売れました。
「生で食べれるの?」「きんかんは甘露煮でしょ?!」という長野県の消費者に対し、試食を呼び掛けたところその甘さ・美味さ・食べやすさに驚き、リピーターも多くつき初年度20日間で約1トンのきんかんが売れていきました。
すごいですね、そんなエピソードがあったんですね!
自分同様、「全国の消費者はまだまだ全国の美味しい農産物を知らない」このことが、農産物を通じて地域と地域を繋いでいきたい!と思ったきっかけになります。
そこから出てきた造語が「べジかける」です。
そうだったんですね!お互い無いものを補え合えたり、知らなかった美味しいものに出会えたら最高ですね。
「ベジかける」の名前にかけた熱い思いをすごく感じました!
宮崎県産の柑橘類・地元産の無農薬野菜のコラボ
ご出身の宮崎県含む九州・四国からの柑橘類がお店の主力製品のイメージ!
お店の中はあっちにも、こっちにもビタミンカラー!
愛媛県産のライムに伊予柑。
これが話題に出た宮崎県産の生のまま丸ごと食べれるキンカンですね!美味しそう~見てるだけでビタミン吸収できそうなオレンジ色です!
長野県は寒すぎて柑橘類が育ちません。美味しい柑橘類が手に入るのは嬉しいですね~!
こちらは宮崎にいる内山さんの幼馴染が作っているキノコ類だそうです!
綾ひらたけをこの日買って帰って、お鍋にいれたらすごくジューシーなお味でめっちゃ美味しかったです。
地元上伊那産のお野菜もありますよ~!なんと消費者に嬉しい、全て無農薬野菜です。
使いやすいサイズでふんわりラッピングされていて、値段は1袋100円、120円とかです。めっちゃお手頃でした…!
最初は伊那谷の色んな野菜をと種類を置いていたそうですが、最終的に消費者ニーズで残ったのが無農薬野菜だったようですよ。
思わず誰かにプレゼントしたくなる加工品の数々
青果以外にも、たくさんの加工品が!どれも作り手の想いが伝わってくる品々です。
宮崎県産のドレッシング”ベジカケル”。たまたま同じお店と同じ名前だったそう。
色々種類があって美味しいそうなのですが、特にオススメの味は「日向夏」と「へべす」だそうです!
日向夏は柑橘類の一つで知っていましたが、へべすって??初めて聞きました!
調べてみると、宮崎にある幻の柑橘類だそうで、見た目はライムやカボス、スダチにも似てますね。でもその味わいは全然違うそうで、すごく美味しいんだそうです!気になりますね~
こちらのヤマドリ食堂さんのスパイスかおるリンゴジュースは、やまこ母イチオシの伊那谷土産です!
スパイスが入っているリンゴジュースで、なんと温めて飲んでも美味しいんですよ!まだまだ売ってる所が少ないので、貴重なジュースです。
こちらのパンケーキミックスもめっちゃ気になりました!月夜野こまもの店の天然屋野彩のパンケーキ。
米粉と野菜パウダーで、なんともカラフルなパンケーキが作れるキットです!全て安心素材で作られています。国産(純辰野産)アカシアはちみつも入っているセット品!
プレゼントであげたら喜ばれそうですね!
お次はナチュラルセンスさんの、エディブルフラワー入りの厳選されたお塩と砂糖です!食べるのがもったいないくらい、きれいですね~こちらもプレゼント候補ですね!
こちらは諏訪のイリセンさんのおかしなかんてんという寒天のお菓子です。カレー味や、ポタージュ味など、スナック感覚で寒天が食べられます。美味しいんですよ!
こちらはぐらんファームさんの、国産大麦を使った、カラダにもおいしい国産大麦グラノーラと、グラノーラクッキー 可能な限り長野県内の素材を使って作られています。
自分でも食べてみたいですが、人にあげたら喜ばれそうなものばかりです…!
最近信州土産や人へのちょっとしたお礼などで、何か珍しいものや喜ばれるものをと思っても…アイデアが浮かばず困っていたのですが、ここに来れば色々ありますね!
他にもまだまだ、セレクトされたこだわりの商品がたくさんありましたよ。
身体によくて、美味しい、面白いものや珍しいものを探している人はほんとにオススメ!
コワーキングスペースが併設!
ベジかけるさん、なんとお店だけではなく、店内の一角に「ビレッジマーク」という名のコワーキングスペースまであるんです!Wi-fiも完備されていますよ。
個人利用でも、団体でのスペース貸しも可能で、地元の方がワークショップやイベントなど、色々な目的で使われているとのこと。
料金表
~個人利用~
- 1day利用(ドロップ) ¥400/~3h ¥800/~6h ¥1,000/day
- 週間利用 ¥3,000/week
- 月利用 ¥10,000/月
~団体利用~
- 10人まで ¥1,000/~2h ¥1,500/~3h
- 3時間以上の利用、及び10人以上の場合 ¥1,800/~6h ¥3,000/day
全てペットボトル1本(コールドのみ)サービスあり。
※2020年2月7日時点の価格
個人利用の際には、事前に簡単な面談を設けているそうです。団体利用についても、事前の打ち合わせがあるとのこと。
やまこ母イチオシの転妻カフェのイベントも、いつもこちらのスペースで行われていますよ!
転妻カフェに参加した時の様子です↓
さらに、ベジかけるの2Fにも多目的スペースがあります。
ここでは定期的にヨガ教室が行われているようですよ。
楽しそうな雰囲気ですね!気になる人はぜひ問い合わせてみてくださいね。
自宅で楽しめる 伊那谷ダイレクト便が今年からスタート!
伊那谷の新鮮なお野菜を自宅で楽しめる、伊那谷ダイレクト便がスタートします!
2020年4月スタートへ向けて、現在試験期間中とのこと。
ベジかけるセレクトの、伊那谷の旬のお野菜が中心となるそうです。宮崎の柑橘類が入る事もあるかも?
詳細は随時ベジかけるのブログにてこれから発信予定とのことなので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ|ベジかける これからの展開が楽しみなお店
今は一見こじんまりとした店構えのベジかけるさんですが、聞けば聞くほど、引き出しがたくさんある魅力的なお店でした!
- 内山さん親子が温かく迎えてくれる
- 長野県では手に入りにくい宮崎県産の美味しい柑橘類
- 伊那谷の新鮮な無農薬野菜
- セレクトされたこだわりの加工品
- 人との出会いがあるコミュニティースペース併設
- 伊那谷ダイレクト便で新鮮お野菜の宅配開始!
ついつい通いたくなる、地域密着型のセレクトショップ!
お話ししていて、店長の内山さんの考え方がとても柔軟な感じを受けたので、これからどんな風に展開していくのか益々楽しみです!
ぜひぜひ、一度足を運んでみてくださいね!
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