伊那市のビストロなかしょくさんで、ママのためのお話が聞けて、フレンチの美味しいランチが食べられる会が開かれました。
毎日育児と家事に忙しく、最近あまり自分を振り返ってなかったな〜と思い、いい機会になるかなと思って参加してきました。
結果、心が軽くなり、なかなか食べられないごちそうランチにも大満足で、とてもよい時間を過ごさせてもらいました。
これはぜひ伊那谷に住むママさんに知ってもらいたい!ということで、ご紹介させてもらいます。
- 最近毎日の育児・家事に追われて自分を振り返る余裕がなかった人
- 自分へのご褒美となるような美味しいランチを食べたい人
- 伊那谷に住むママ達と出会える場に行きたい人
場所はビストロなかしょくさんの2階を貸し切り
場所は伊那市にある「ビストロなかしょく」さん。
いなまち商店街から一歩裏路地に入ったところにお店はあります。
お店周辺の駐車場
★マークがついている駐車場は1時間110円です。それ以外は1時間100円で、入庫後1時間は無料です。
いなまち商店街から一歩裏路地に入ったところにお店はあります。
こちらがビストロなかしょくさんです。
フランスの国旗の色でのれんが作られています。どうやらカジュアルなフレンチ料理が食べられるお店のようです。楽しみです。
お店に入ると「2階へどうぞ〜」と案内されました。ごほうびランチ会の時はいつも2階を貸切で使わせてもらえるようです。
2階は明るい光が差し込む空間。
部屋の奥にはテーブルがあり、ランチはお話会のあと、こちらのテーブルで頂けるとのこと。
テーブルの隣には子どもが遊べるようなスペースを作ってくれていました。今回のお話会はこちらのスペースを囲みながら行われるようです。
スペースの真ん中にあるおもちゃをみてみると…
とちの実とワインのコルク栓です。
とちの実のツルツルの肌触りが大人でもクセになりそうです。
お話してくれるのはシュタイナー教育に詳しい 林 洋子さん
お話会は、シュタイナー子育てに詳しい林 洋子(はやし ようこ)さんを囲んで行われました。
伊那市高遠町在住。農(オーガニックファーム88)とブルワリー(PECCARY BEER)を営むご主人と3人の息子さん(小6・小4・5歳)を育てている現役ママ。シュタイナー治療教育士養成講座修了。子どもとの生活の中で抱く疑問を紐解いてくれるようなお話をしてくれます。
(ビストロなかしょくさんのメニューを背景に)写真左が林 洋子さん。右の女性は中塚美佳(なかつか みか)さんで、ご主人がビストロなかしょくを営まれています。今回の会を主催されている方です。
今回の会を企画したきっかけを教えてください。
々シュタイナー教育に興味があって、洋子さんのシュタイナー講座を受けていました。
特別な学校に行かないと学べないイメージのシュタイナー教育を、家での子育てで実践できるように話してくれる洋子さんが本当に素敵なんです!
私がビストロなかしょくさんの料理が好きで、お店を応援したい気持ちもあって。
それで『ごほうびランチ』という形になりました。
洋子さんのお話がたくさんの人の生活や子育てに役に立つと思い、会を企画しました。
参加者の悩みに対してフリートーク形式で和やかに進む
今回参加したママさんは筆者を含め4人。
Aさん | Bさん |
中川村から参加 | 伊那市から参加 |
シュタイナーのお話が聞けるということで、友人の悩みを預かってきたので聞いてみたいです。 | 今年の3月に県外から高遠町に引っ越してきました。4才と2才の息子がいます。 |
Cさん | やまこ母 |
伊那市から参加 | 伊那市から参加 |
子どもが2人いて、上の子が松本のシュタイナー園に通っていて、シュタイナー教育にご縁があります。 | 以前林洋子さんのお話会に出たこともあり、久しぶりにお話を聞いてみたくて参加しました。 |
みなさんゆったりした雰囲気の方達で、自己紹介から会はゆったりと進みます。
話のテーマが決まっている時もあるそうなのですが、今回は参加者の話を聞く感じで進めるということでした。
特に話すことも用意してなかったので、一瞬戸惑ったのですが、参加者それぞれ普段の子育てについて感じている悩みをポロッと話すと、林さんから目からウロコの回答が…!
赤ちゃん返りについて
Aさんのお悩み
友人ママさんの悩みを預かってきました。下の子が産まれたら、2歳半8ヶ月の上の子の赤ちゃん返りが始まってしまったようで。当たり前なのか、どうしたらいいのか悩んでいて。
赤ちゃん返りは当然ちゃ当然なんです。今までお母さんさんと2人きりの世界に第三者が来るというのは、衝撃的な事件なんです。
実は一緒に赤ちゃんを待ち望むようにすることで、お腹に赤ちゃんがいるときから赤ちゃん返りは防げるんです。
「一緒におむつを替えてあげようね、色々お世話して育てていこうね」と声掛けをするといいです。一緒に紙おむつの練習をしたりとか。「一緒にに育てようね」という感じでやると、取り残された感がないんです。
\なるほど!/
上の子は一時的に保育園に入らないといけないとか、我慢しないといけないことがたくさんあります。
保育園に入れるのも、下の子が生まれる前に入れるとか、出産の為に預けられたという感覚を持たせない事が大事です。
あと、脳のシナプスの結合は3歳までが最も活発なんです。
結合することによってできることが増えていく感じです。だけど、ショックな事が起こるとくっついていたシナプスの結合が外れる現象が起こるんです。
\ええっ!そうなんですか。/
おむつが自分で履けなくなったりとかは、わがままではなくて能力がなくなり実際にできなくなっている可能性があるんです。なので子どもを責めないことが大切です。
下の子のお世話は、授乳以外は全部お父さんにやってもらうぐらいにした方がいいですね。お父さんがお世話しやすいように、環境を整えることも大事です。
上の子への接し方について
Bさんのお悩み
お兄ちゃんをかまっていたら弟が嫉妬して、お兄ちゃんをどーんと押してしまうんです。お兄ちゃんはあっさりどこかへ行ってしまって、普段からお兄ちゃんは弟にいつもゆずっていて、お兄ちゃんをもっと可愛がりたいのですが、どうしたらいいのかなと。
兄弟がいるっていうのは、順番を待つこと、シェアすること、を学ぶ絶好の機会がたくさんあるということです。
下のお子さんがお兄ちゃんをどーんと押しても、ちょっと待っててねー。と、いいながら、お兄ちゃんにハグしてあげて10秒ほど待ってもらうとか、歌を歌い終わるまで待ってもらうとかしてもいいんじゃないかな。
\なるほど!/
兄弟がいるということは、お母さんをシェアすることを学んだり、待つことを学ぶチャンスになっています。
小学校の教育に対する不安について
Cさんのお悩み
小学校で大縄跳びの授業があって、皆が飛ばないといけないような指導方針に少し不満があります。別に全員同じように飛べなくてもいいんじゃないかとか思ったり。学校の方針に少し引っかかっています。
大縄跳びを実はしたくないようなのですが、すごく頑張ってしまうんです。
憧れている担任の先生が大縄跳びができる姿を見て、僕も先生みたいにできるようになりたいと思ったり、先生に認められたいと思ったりしているから、大縄跳びを頑張っているのかもしれないですね。
小学校時代には「こうなりたい!」という強い憧れをもつ大人を子どもたちは求めているんです。
親のようになりたいって思えたら最高に幸せ。そして、学校の先生もそのような存在であれば、さらに幸せ。
小学校は、そういう大人に出会える場でもあるんですね。
もし、このような人間になりたいとか、ついていきたいって思える大人がいない場合、大人になってもそのような人を追い求め続けて、色々な講座を渡り歩く講座ジプシーになったり、誰かを盲信的に信じたり、答えを常に外に探してしまう傾向があります。
\えっ、そうなんですか!/
そして、誰かに導いてもらいたいって常に思っているから自分で決断を下せる大人になりにくいです。
卒乳を成功させるコツについて
やまこ母の悩み
卒乳のタイミングについて悩んでいます。2歳になったばかりなのですが、卒乳どころか、飲む量が増えている気がして。
家にいると特に授乳を求められる回数も多くて。もしかしてヒマだからなのかな?
まず私達は『子ども辞典』を頭の中で作らないといけないのですが、「おなかすいた=ヒマだ、どうにかしてくれ!」という意味もあります。
や、やっぱり(笑)
おっぱい以外の楽しさがいっぱいある事を教えてあげるといいです。あと例えばわらべ歌なんかで、おっぱい以外のお母さんとのつながりを感じさせてあげるといいです。
あと、もしもうあげたくないのであれば、その気持をちゃんと伝えることも大切。うちは「おっぱい終わったら美味しいものいっぱい食べられるよ」っていつも話してましたね。
説明して理解してもらう事も大切なんですね。
こんな感じで、参加者それぞれの悩みに直接回答してくださる感じで、1時間ほどでしたがモヤモヤしていた悩みがスッキリして、気持ちが軽くなりました。
場の雰囲気もスタート時よりも和やかなっているのを感じます。
そして1階からは美味しそうな匂いが漂ってきます!
フレンチのごちそうランチを皆でいただく
1時間ほどのお話会のあとは、待ちに待ったランチの時間!
お茶を頂きながら、ランチを待ちます。ワクワク。
頂いたのはこちらの三年番茶。同じいなまち商店街にある「オーガニック雑貨ワイルドツリー」さんで売っているものだそうです。↓
こちらが運ばれてきた、ビストロなかしょくさんのランチプレート!
ザワークラウト(フランス語ではシュークルート)というキャベツのお漬物がモリモリと敷いてあって、その上にはなんと大きな手作りソーセージが!
ザワークラウトの酸っぱさと、ソーセージが合います。
お芋も2種類添えられていました。
フランスパンが2切れ付きます。
うちの子はそこまでまだ食べないので、分けながらだったのですがそれでも十分なボリュームでした。
500円でお子さん用の食事を作ってもらうこともできます。お隣のお子さんの食事をパチリ。今回はトマト系のショートパスタで、こちらも美味しそうでした。
ランチプレートとパンだけでも結構なボリュームで満足なのですが、なんと更にデザートも出していただきました!(※普段はミニサラダかスープが付くのですが、この日は特別デザートが付きました。)
みかんのグラタンいちご添えです!おしゃれ…!
上にのっている丸いものはバニラアイスです。アイスの濃厚さと焼かれたみかんが新感覚!ペロッと食べてしまいました。
今回のランチプレート、この内容でなんと1000円。1000円以上な内容の気もして、本当に大満足。ごちそうさまでした!
ランチ会では↓のような話題がでて、ワイワイと楽しくご飯を頂きました。
- 地元の小学校情報
- 伊那谷の地域情報
- 子どもの悩み
初対面でも気になることや、悩みなど共通しているので、話題に困ることはないですね。
感想と次回講座のお知らせ
大人からすると、子どもの理解できない言動に戸惑ったり、悩んだりしてしまうのですが、子ども側からするとそれぞれ理由があることが理解できました。
悩みを紐解いてくれる感じで、本当に気持ちが楽になりました。
子どもの立場からした事情などを知れるのが、なかなか親目線では持てない視点なので、とても勉強になったし、面白かったです。
次回講座のお知らせ
日時 | 2021/1/14(木)10:30〜13:00(10:15開場) |
場所 | 伊那市ビストロなかしょく2階 |
持ち物 | クレヨン |
参加費 | 林洋子さんのお話…ドネーション、ランチ代…1000円 |
定員 | 5名様まで※お子様連れ大歓迎 |
テーマ | 自分の人生を振り返り、これからのことを考える |
林 洋子さんへのお話については、ドネーションでお支払いになります。
価格を決めてしまうと価値がそれ以上にも以下にもならないところ、「ドネーションにすることで、参加者自身で価値を見出してもらいたい」と考えられたからだそうです。
各自のお財布と相談した額や、洋子さんを応援したい気持ち、お話を聞いて受け取った金額のお支払いで大丈夫です。
お申し込み先
電話かショートメールでお気軽にお問い合わせださい。
毎月開催されていますので、気になる方はぜひ美佳さんまでお問い合わせください。
すっと入ってくる言葉でご自身の子育てにもついて綴られている林洋子さんのnote↓
ごほうびランチ会の情報もお知らせも発信されていますよ。
林洋子さんのご長男のけいたくん(小学生)が2020年11月7日に出版した本↓
クラウドファンディングで資金を集めて、フランスに料理の旅に行き、その体験を本にされました。現在送料無料で購入できます。
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