この記事では、塩尻市で毎月1回行われているイベント大門マルシェを特集しています。
こんにちは、長野移住ママブロガーのやまこ母です。
塩尻市大門(だいもん)で2020年10月からスタートしたのが、大門マルシェ。
最初は8店舗でのスタートだったのが、今回2021年4月25日の開催で7回目となり、長野県内外から27店舗も参加するマルシェになりました!
大門マルシェを主催する、草野エリさんのお話を通して大門マルシェの魅力をお届けします!
- 大門マルシェに興味がある人
- 長野県で行われているイベントに興味がある人
- 大門マルシェの運営チームの想いを知りたい人
大門マルシェとは
大門マルシェは『塩尻市大門』にあるウイングロード広場を中心に、毎月第4日曜に行われているイベントです。(Google Mapsはこちら)
地元塩尻のお店はもちろん、松本、南木曽、上伊那、山梨からも出店いただいています。
色々な種類のお店が出店されているようですね!
大門マルシェが扱っているテーマが『日常』なんです。特別なイベントというよりはできるかぎり「日常の中のもの」なので出店者も選びません。
日常、暮らしの中にあるものって実は結構雑多じゃないですか?キラキラしたものだけ集めるわけじゃないし、色んなものがあるし。
確かに!日常って色々なテイストのものに囲まれていますね。
大門マルシェへのアクセス
大門マルシェへは塩尻市のショッピングセンター『ウイングロード』を目指します。
駐車場はウイングロードに併設されている『塩尻市営大門駐車場』(立体駐車場)があります。
車を停めたら『ウイングロード広場』がメイン会場なので、まずはそこを目指して行ってみてくださいね!
例えばどんなお店があるの?
取材させてもらった2021年4月25日の開催時にお話をうかがったお店を中心に、どんなお店が出店されているのかご紹介させていただきます!
ヒータンのパン屋さん
塩尻市でパン教室とベーグル、パンの販売をされているお店です。天然酵母と国産小麦を使用したベーグル、パン、シフォンケーキを主に販売されていましたが、人気のベーグルは、12時ごろには既に完売…!
ベーグルお目当ての方は早めの来場をオススメします。
食べてみたかった!
メナードフェイシャル
こちらはメナードフェイシャルサロンさんが、なんと無料のハンドマッサージを提供されていました!
もちろんお願いしました!
香りも3つから選べて、気持ちよかった〜
chouchou
季節の草花やアロマを使ったオリジナルキャンドルをたくさん販売されていました。上伊那からの出店です。
キラキラしたキャンドルがたくさん!街を彩っていました。
96milk
ハンドメイドなどに使える、手染めの糸や毛糸、リボンなどの色々な素材を販売されていました。こちらも上伊那からの出店です。
初めて見る商品でした。
キキララちゃんカラーがかわいい!
Folklore
築200年以上の古民家をリノベーションしたゲストハウスで南木曽からの出店です!藍染のミツロウラップや、木を生かしたハンドメイド製品を販売されていました。
南木曽を感じられるような製品が多数!素敵でした〜
magtas
シルクスクリーン印刷でのバッグ作り体験を提供されていました。
大門マルシェのスタッフTシャツの印刷も手がけられています。
会場の雰囲気
会場には飲食店も多数。
ケバブサンドのお店があったり
やきとり こうちゃん家さんの牛串と焼鳥
スイーツ部門は ハチコクレープさんが列が途切れず大人気!
ウイングロード広場では、ちゅらの会三線サークルによる、沖縄三味線が心地いいBGMになっていました。
ウイングロード広場から2〜3分街の中を歩いて、別会場のミミー商店という場所に移動してみました。
60年前から商店街にあったミミー洋装店をリノベーションして、現在はシェアスペースとなっている場所です。
大門マルシェの看板がお出迎え。
靴を脱いで上がります。「できる範囲から、やさしい運営をしたい」という想いから、家に余っている袋を集めて靴袋が用意されていました。
今回ミミー商店に上がるのに「靴袋」を用意しました。でも新しく、ビニール袋を買うのはなんだか違う気がして。知り合いたちに「靴が入りそうな袋、あったらくれない?」と声をかけたらこんなに集まりました。奥のビニール袋は間違えて購入してしまったもので、どうしようかと思っていたものだそう。すでにあるものは、なるべく活用して。少しでも構わない、できる範囲からいろんなものにやさしい。気持ちのいい運営ができたらと思います。
引用元:大門マルシェHP
懐かしくて、落ち着く雰囲気の店内です。1階と2階で9店舗が出店されていました。
中庭もにぎやかで、何やら催しをされています。
DLDさんによる焚き火の体験は人気で満席!
その隣では 読点珈琲さんが美味しそうなコーヒーを提供されていました。
街の中を歩きながら各会場を見てまわるので、街のお散歩を楽しむという感じ。
塩尻市大門という場所が初めてだったので、初めての街を散策する気分でイベントを楽しめました。
大門マルシェを始めたきっかけ
当初は「大門にあるまだ知らないこと」がキャッチコピーで、大門にあるお店を中心に8店舗で始まった大門マルシェ。
地元の人でもまだ行ったことのないお店があったりするのを聞いて、びっくりして。
知らないのはもったいないなと思って。
今では長野県内外から出店者が集まって、規模が大きくなってきていますね。
松本とかから依頼が来るようになって、「大門だけど大丈夫?」みたいに最初はすごくびっくりしましたね(笑)人通りもすごいわけではないし。
でも出たいという人を断りたくなくて。
規模が変わってきたことから、2021/4/25に開催のマルシェからコンセプトを一新!新しいコンセプトは…
たのしいを、真ん中に
ひとりひとりが、好きな事をやっていってほしくて。出店する際の縛りは何もありません。
おしゃれなイベントみたいにテントが揃っていたりもないし、でも等身大でいいかなと思っています。
コンセプトを一新する際に、ロゴも新しく生まれ変わりました!
カラフルさと手作り感のあるロゴから、ワクワクするものを感じます!
楽しいと思う事以外やってほしくない
一人一人が楽しんでいれば、それが勝手に何かしらの価値になっていて、何かのバランスを生んで、みんなが生きていけるみたいなことになるんじゃないかと。
それがマルシェを通して、私の見てみたい世界です。
例えばどういうことですか?
マルシェに長く滞在してほしくて、芝生を引いてフラフープやクッションを置いているんですけど、ここで子どもが遊んでいる風景を作りたいなと思った時に、お金払って遊んでもらっているわけではないですよね。
彼らが遊んでくれることで作っていた風景は、このマルシェ楽しいねというのを演出してくれていたはず。本人たちはただ楽しんでいただけなんだけど。
子どもが楽しんで遊んでくれることが、自然とマルシェの雰囲気を作ってくれていたんですね!
そういえばさっきから沖縄三味線の音色が、マルシェを居心地いいものにしてくれていますね。
沖縄三線も、ずっとひいていてくれていたらいいな。
皆が楽しいと思う事をすることで、何か新しい経済圏が生まれるんじゃないかと思っています。
大門マルシェの運営チームは全員で9名。有志で集まった仲間で運営している。
運営チームのみんなも、自分が楽しいと思うことしかしてほしくないんです。
「そんなの自分にとっては息吸って吐くみたいなこと」って思えるような事だけをやっていってほしいと、みんなには言っています。
例えば私はSNS投稿が全然できなくて(笑)、それが得意なメンバーに任せています。
運営チームが楽しんでいるから、このゆるい感じの居心地のよさがあるのかも。
すごく頑張らないとと思っていたのですが、私自身も楽しんでいいんだというのを気付かされました。
運営メンバーが「エリの楽しいことは何なの?」って聞いてくれたんです。私はお酒が好きで、そのへんでお酒飲んで、人がきたら「やっほー!」ってやるのが楽しいって言ったら、それやりなよ!って。
主催者がお酒飲んでていいの?って一瞬思いますけどね(笑)
主催者のエリさんが楽しんでいたら、周りは楽しめますね!
「楽しいを真ん中に」ってそうだなって。主催者の私が楽しむことが大事だなって。
稼がなきゃとかじゃなくて、それくらいのゆるさで。それが結果的にマルシェの雰囲気になってきているから。
お金ももらわず、運営チームが有志で集まってきているのは本当にすごいです!
信州大学の学生もいて、地域の事に興味があるから手伝ってくれています。
お互いにとっていいことであればいいですね!
運営をしていく中で、気付かされた事はありますか?
人に頼ることメッチャ覚えましたね。全部自分でやらなきゃって思ってたけど。
向こうが先に頼っていいよと言ってくれたからなんですけど。こんなに頼ってていいんだって思って。
人間としては相当ここで成長させてもらいました。私にとってすごい価値です。
ほんと、運営チームの温かさが伝わってきます!
人間関係できていれば、何か困った時に助け合えますよね。
生きていく上で、お金よりもそっちの方が大切なんじゃないかって思います。
確信と共にある、これからのビジョン
いずれ塩尻駅から大門商店街までずーっとお店が続くようにしたいと話すエリさん。
これからの大門マルシェで、作りたい出店エリアがいくつかあるんです。
- 初めてお店を出す個人の人用の
『お店やさんごっこエリア』 - 託児スペースが近くにある
『子連れ出店エリア』 - 出店料はスポンサーが出す
『学生出店エリア』 - お金をとらない
『お金のいらないエリア』
わー!聞いているだけでワクワクしてきます。
私はぜひとも子連れエリアで出店したい!
出店も事業者だけじゃなくて、個人にもやってほしくて。
出店料は3000円なんですけど、個人で払えない金額ではないと思っていて。
第2回目の開催時には、小学生達の出店もありました!
最初ダーツコーナーが盛り上がり、続いてプラバンコーナーでも大人たちが企業ロゴをトレースするなど賑わいを見せました。(もちろん大門マルシェのプラバンも作りました!)子どもたちにとっては、びっくりする金額を稼いだようです。
引用元:大門マルシェHP
小学生にとって、これはすごく大きな経験ですね!
そして『お金のいらないエリア』はまた面白そう。
例えば野菜払いとか(笑)
お金じゃない何かが動き出して、新しい経済圏が生まれたら面白いなと思いますね。
楽しい事を中心に物事を行うと、お金にない価値がたくさん出てきそう。
出店者の方達にも、楽しいと思ってもらいたいですね。
展望がはっきり見えているというわけではないのですが、これを続けていたら新しく見えるものはあるという確信はありますね。
これからの大門マルシェが益々楽しみです!
今回の来場者はおおよそ250〜300ぐらいで、増えてきているという。
街の中でみんなそれぞれくつろいで、好きなことして、食べたい時に食べて。
そう、みんなのリビングみたいにしたいですね!
大門マルシェ 次回情報
運営チームもとより、主催者である草野エリさん自身が楽しむことを大切にしている大門マルシェ。
エリさんが「楽しいと思う事以外やってほしくない」とはっきり伝える姿が、運営チームや出店者のベーションアップに繋がっていると感じました。
位置的にも長野県の真ん中あたりで、集まりやすそうな場所。
大門マルシェに関わっていくと、これから先面白い世界を見させてもらえるかも。
イベントをやっている人達が等身大で楽しめているからこその、この居心地のよさ。
まだ行ったことのない人も、ぜひ一度この機会に塩尻市大門を訪ねてみてくださいね。
街のお散歩を楽しむ気分で、ぜひ行ってみてください!
大門マルシェは毎月第3日曜日に定期開催です!
※2021年8月はお盆とかぶるため、1週間後ろにずらします。
次回は6月20日(日)です。
出店したい人はこちら
大門マルシェの次回情報はこちら
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