こんにちは、長野移住ママブロガーのやまこ母です!
6月27日に、ZOOMを使った伊那市のオンライン移住座談会が開催されました。
テーマは『伊那市に移住一年…どうだった?』
伊那市に移住して1年が経った、3人の移住者がスピーカーとなり、ぶっちゃけ伊那市に移住一年どうだったかをゆる~く話すという座談会です。
何を隠そう私も伊那市移住一年半。
なんと伊那市移住担当の方から声を掛けていただき、ゲストとしてお話しさせてもらうことになりました!
そして当日は伊那CATVさんが我が家に来て、隣で撮影されながら座談会をする事に。
緊張するかな~と思っていたのですが、途中から伊那愛が溢れてきて、話していてすごく楽しくなってしまいました(笑)
おかげさまで楽しく務める事ができました!
当日どんな感じだったのか分かるように、私を含む、3人のゲストスピーカーの話の内容をまとめたいと思います!
- 伊那市移住に興味のある人
- 座談会に興味があったけど、参加できなかった人
- ゲストスピーカーの話した内容に興味がある人
伊那市オンライン移住座談会にゲストとして参加
当日の進行は、伊那市移住担当の伊藤さん。
まぁ、あまりガチガチに準備しすぎず、当日の雰囲気など見ながらゆるく進めていきたいと思います。
そんな風に事前に言ってもらえていたので、比較的リラックスした気持ちでのぞむ事ができました。
ゲストスピーカー3名自己紹介
では、まずゲストの3名の方に自己紹介をお願いします。やまこ母さんからお願いします。
はじめまして、やまこ母です。山が好きで、横浜から長野県に移住してきました。
実は長野にきてから茅野市→辰野町→伊那市と、2回引っ越しをしています。
今は伊那市を定住地と決めて、築20年のリフォームされた家を購入して住んでいます。
住んでいる所は伊那市西箕輪という標高800mぐらいのところで、南アルプスが一望できて、お気に入りの大芝高原が近くにあります。
娘は1歳半ですが、今の家で自宅出産でもうけました。
娘が一人遊びができるようになってから始めたブログで、伊那谷の移住子育て情報を発信しています。色々な移住者の方の背景なども取材して発信しているので、よかったら覗いてみてください。
はじめまして、中田です。石川県出身で、東京で10年システムエンジニアをやっていました。
縁があって2019年3月に伊那市に移住しました。東京にいた時と同じ会社に在籍していて、リモートで仕事をしています。伊那市にオフィスを構えて東京の仕事をしている感じです。
子どもは2人で小学校3年生と幼稚園年少さんです。
伊那の割と街の方に住んでいます。街の中の暮らしを伝えます。
はじめまして、柴田です。伊那市高遠町に住んでいます。高遠の桜とアルプスの山々が眺められる綺麗なところです。
妻と息子の3人暮らしです。去年の春移住してきました。出身は関西です。兵庫→大阪でサラリーマン→川崎市に転勤しました。
前から田舎に移住したいという想いはありました。
東京有楽町で信州移住フェアがあり、ゲストスピーカーできていた高遠の方と仲よくなり、「一回来てみる?」と言われ、翌週に遊びにいったのがきっかけです(笑)
高遠の色々な人を紹介してもらって、面白い人が多かったんですよね。高遠だけでなくて、伊那市全体で面白い人が多くて。
移住を決めて、今は地域おこし協力隊という仕事をしていて今2年目です。『山のビリヤニ食堂』というビリヤニのお店も週1回やっています。
なぜ伊那谷、伊那市だったのか?
では、まずゲストの3名の方に自己紹介をお願いします。やまこ母さんからお願いします。
私は茅野市に一年半住んで、伊那谷に引っ越してきたのですが、居心地の良さにびっくりしたんです。人がすごくいいです。よそ者が入っていきやすい雰囲気がありました。
長野に来て驚いたんですけど、山に隔たれているので、距離は近くても場所によって文化も人も違うんですよね。茅野市があった諏訪地域と伊那は近いですけど、また違ったものを感じました。
あと、雪と格闘する自信がなくて(笑) 雪の少ない場所ということで、長野でも南を選びました。晴天率80%以上の、からっとした天気がいいですね。雪とか雨が珍しいぐらい。
あとは、日本アルプスを見渡せる場所がよくて、伊那谷は南アルプスと中央アルプスに囲まれていて、広々していてイメージにぴったりでした。
でも一番は人の良さですね。移住者の人と話していてもこの場所は人がいいねというのが共通認識です。
子どもがきっかけですね。
移住セミナーで伊那小学校を知ってから、伊那小学校の事が気になって。公立なのに、ロバや羊やヤギを飼ったり、すごい学校があると。
おととし伊那小学校を見学に行くツアーがあって、参加したんです。そこですごく良さそうだなと思って。
伊那小学校の周りは商店街だったり、そんなに開けているわけではないけど、学校の敷地はめちゃくちゃ広いです。
我が家は学校ベースでの移住でしたね。
人と繋がったのが大きかったですね。
オーガニックファーム88という、バイオダイナミック農法というすごくめずらしい農法をやられている林夫妻の奥さんで林洋子さんという方と知り合って、色々な方を紹介してもらえました。
高遠の中で三義(みよし)という所が子育て村と呼ばれていて、移住者が多くて子どもが多いんです。訪ねた時に面白かったんです。
先輩移住者と知り合って面白そうな人ばっかりで。面白そうな所だと思って移住を決めました。
三義は移住者が増えすぎて、家が見つからないぐらい人が多い。でもそれだけ魅力があるところでした。村というか、里山というところ。山の中に棚田があって桃源郷みたいなところです。移住者が移住者を呼ぶ感じです。
※高遠三義地区は高齢化率が下がってきている。
移住してよかったところ
移住してよかったところはどこですか?
毎朝カーテンを開けると南アルプスから朝日が差し込んでそれを浴びれるのが幸せです(笑)
そんな家が大好きで、今夫婦で家で仕事をしているので、子どもをそれぞれ見ながら自分のペースで仕事ができているので本当に環境が最高!というところです。
近くに大芝高原があるので、平日のランチタイムにピクニックがてら行ってリフレッシュする事もあります。
コロナでは、田舎は人混みはないし、満員電車も縁がないしで、ピリピリする環境があまりなかったですね。ぶっちゃけ移住しておいてよかったと本当に思いましたね。
良かったことは子育てですね。埼玉に住んでいた時とは、子どもの伸び伸び感が全然違いますね。目に見えて違うものがあります。
あと、満員電車が嫌いだったので、なくなってよかったです。
鳥がすごくたくさんいて、自然がいっぱいだなとほっこりした気持ちになりますね。この前キジを生で見たんですよ!びっくりしました(笑)
仕事が変わって、子どもと一緒にいる時間が増えましたね。
川崎にいた時は土日にどこに行こうか悩んでました。どこも人だらけで、移動も大変で。
今はどこでも行けます。ショッピングセンターなどの娯楽施設はないけど、自然の中で遊べるところがたくさんあります。遊ぶところに困らないです。そこらへんの原っぱでも楽しいです(笑)
空気が綺麗で自然がきれい。色彩が鮮やかなんです。同じ桜でも都会で見るより鮮やかに見えるんです。なのでドライブが楽しいですね。休みの度に車に乗って色々な景色を見に行ったりを楽しんでいます。反面ガソリン代が高いのが大変なのですが(笑)
自然環境が豊かなので、子どもを育てるにはとてもいいですね。
ぶっちゃけ悪かったところ
逆にぶっちゃけここは…という、悪かったところを教えてください。
悪かった所というか、想定外だったことが3つあります。
①熊が出るところに家を買ってしまった。
地元の人に聞くと、西側の山(中央アルプス側)は熊が出るそうで、東側(南アルプス側)はそこまででもないそう。
去年は10回近く熊の目撃情報メールがあった気がします。一番近いところで200mぐらいのところに出たんです…!
うちの地域は、小学生がクマ鈴をつけながら学校に通っています。今まで大きな事件があったわけではないようなのですが、心配ではあります。
②生活コストが意外にかかることですね。
ガス、水道、電気代は軽く2倍ぐらいかかっています。ガソリン代は日本屈指の高さで、車の維持費もかかります。
家賃は下がるけど、そういったコストがかかるので、都会で生活した時よりあまり生活コストが変わらないという実感があります。
田舎で仕事をすると、どうしてもお給料は下がってしまうので、生活はできるのですが貯金が難しいという所があります。
ベストは都会の仕事をリモートでできたら、都会のお給料のまま移住ができて、余裕がある生活が送れるのではないかと思います。
③意外と夏が暑かったこと。
長野県だからといって、夏が涼しいわけではなかったです。温暖化の影響なんでしょうけど、調べてみたら、35度以上の猛暑日が去年横浜は1日だったのに、伊那市は9日もありました。朝晩はもちろん涼しくて、窓を開けていると寒いくらいなのですが、昼間は暑いです。
夏がとても暑いということです。念の為埼玉からクーラーを持ってきて、夏につけたのですが、全然効かなかったんですよね。
あと住むところを探すのが大変。伊那小学校の地区が物件が限られているんです。一軒家の物件があまりないんです。あっても造りのせいか寒くて。結局家を購入しました。
引っ越してから生活の難易度は下がりました。家がしっかりしていると、住むストレスが減ると思います。インフラ部分のコストは、埼玉の時とあまり変わらないですね。
お金がかかる所と、かからない所があります。家賃は安くなります。うちが借りる家は月5000円です(伊那でも安い方)。
でも水道、ガス、ガソリン、あとゴミを出す費用が高い。びっくりしたんですけど、ゴミ袋代がかかるんですよね。
生活コストはかかるけど、でも移住をきっかけに、お金のかからない暮らしをやるというのもいい。僕はライフスタイルを変えてみるというのをやってみようと思っています。
これから移住を考えている人へのメッセージ
最後に、これから移住を考えている人に何かメッセージがあればお願いします。
最初から定住地を決めすぎないのがいいと思います。
実際入って見ないと分からない事もあると思う。最初は伊那市などの、ある程度大きな地方都市で借りやすい物件を借りて、あとは自分の足で見てまわって定住地を決めるのがいいと思う。
それぐらいの心構えで言った方が、最初の場所がダメだった時に心が折れにくいです。
あと、最初の家は賃貸物件の人が多いと思うのですが、アパートは上下左右に人がいる部屋の方が暖かいです。隣に人がいなかったり、角部屋は寒いです。同じ建物でも寒さが違います。
あと、自治会はなるべく積極的に参加した方が、自分達にとってもいいと思います。
我が家は夫が1年目から公民館役員という仕事をもらったおかげで、知り合いも増えて、受け入れてもらいやすかった。もしやっていなかったら、もう少し孤独感が強かったかなと思います。
実はボランティアではなくて、時給も発生するお仕事なので、一年経ってまとまった副収入がもらえるのもよかった。移住者には一石二鳥のお仕事だと思います。
ただうちは世帯数が多い地区なのだけど、家がもっと少ない所だと役が毎年周ってきたり、例えば会計&公民館役員のダブルで回ってくる事もあり、大変だと言っている移住者の方もいます。
だけどなるべく自治会には積極的に参加した方がいいとは思います。
家族全員の同意を得る事が大事。
うちは最初奥さんが乗り気でした。伊那に通っていくうちに自分もいいと思うようになりました。子どもも、伊那小学校を見にいって楽しそう!となりました。
家族全員の同意なしに移住して失敗した例も聞くので、全員の同意は必要。
住む場所は色んな所を見てから決めた方がいいと思います。
まずは気になったら何回も足を運ぶのがいいいと思いますね。
伊那市は東京、名古屋からアクセスはいいと思う。
自分も川崎と伊那を何回も行ったり来たりしたので。
先輩移住者と繋がると情報を教えてもらえるのがいい。経験談を教えてくれるので。ここでもぜひ私達と繋がってくださいね。
まとめ 伊那市は移住者に本当にオススメ!
上記はZOOMを使った前半の60分に話した内容です。
全員で34名の方が参加してくださったようです。
後半の90分はRemoというWeb会議システムに移動して、ゲスト1人対複数の参加者でグループで話しました。
終わってみるとあっという間で、2部では色々な方と直接お話しできました。
「移住先は伊那市がいいんです!」と強く決めている方が多い印象でした。
でもほんと、伊那市はいいですよ!なんてったって、ほんとに人がいいです。
移住者をフラットに敷居なく受け入れてくれる所なんて、本当に珍しいんじゃないかと思います。
後日座談会のアンケートの内容を見せていただいたのですが、回答いただいた方は全員5段階中4~5の回答で、内容に満足いただけたようでした。
今の日常を話しているだけだったけど、それが誰かの気づきに繋がったり、知りたかった情報として提供できていたら嬉しいです。
伊那市の移住イベントは、こちらのサイトからご確認いただけます↓
伊那市の色々な方のお話しを聞くことができます。
次回もぜひチェックしてみてくださいね。