ついに伊那谷にも新型コロナウイルスが広がり始めました。
4月13日時点で、伊那保健所管内にて既に累計8人の感染者が出ています。
地域唯一の感染症指定医療機関、伊那中央病院の感染症病床数は4つ。
…すでにベッド数が足りない状態になってしまいました。
他の病床を使って増やす対応が進められているとのことですが、このままどんどん感染拡大が続けば医療崩壊が進むことが想像できます。
他の地域では医療従事者の方たちが悲鳴を上げ始めています。
もう医療崩壊です。まじで無理です。
私達は救命センターとして最後の砦としての役割を果たしてきました。
『絶対に断らない救急』
を24時間365日、維持し続けてきたんです。
でもこのコロナ騒動で、発熱患者さんに関わる人間は全員が完全防護服の着用を義務付けされました。→
— できる限り出歩かない鼓膜 (@incident_girl) April 12, 2020
炎上覚悟で言うけど、
これだけ自粛と言われながら飲み会や遊びに行くような人達を正直わたしは看護したいと思わない。なぜ無理解の人たちの為に我々医療者が危険な目に晒されなければならないのか。使命感?そんなモノと引き換えに自分の命を差し出すくらいなら使命感なんて要らないよ。
— Erika Onda@助産師 (@gma_erika870910) April 7, 2020
伊那中央病院は、新型コロナウイルスの院内感染を防ぐため、新たに診察用テントを開設。
「災害用テント活用し屋外診察室 伊那中央病院」長野日報4/9記事↓
街中でもマスクをしている人が一気に増えた気がして、緊張感が高まってきているのを感じます。
そこで4つ、考えられるケースを書いていきたいと思います。
- 田舎での感染拡大にどんなケースがあるか知りたい人
- 田舎でも感染に対して危機感が高まってきたと感じている人
- もしもの時の為に、心の準備をしておきたい人
田舎で新型コロナにかからないように気を付けること
私は普段、家で子育てのかたわらほぼ家でブログを書いています。
外に散歩にいくのも、子どもがまだ小さいという事もあり、家の周りで十分だったりするのでほとんど出掛ける事がありません。
特に伊那で新型コロナの発生が言われるようになってからは、子連れでの外出は以前より控えるようになりました。
そんな状況の私でも考えられる、『田舎で感染する可能性4つ』。
①リモートワークが進まず家族が会社から持ち帰る
伊那保健所内で4人の感染が確認されましたが…残念ながらうちの夫の会社は、まだリモートワークではありません。
会社へはできるようにお願いはしてもらっているのですが、まだ方針は決まらないようで毎日出社しています。
愛知、岐阜、三重など他の都道府県では独自の緊急事態宣言が出され始めたので、長野県も同じような状況になれば、一気にリモートワークが進むかもしれませんね。
どんなに家でおとなしくして子どもを守っていても、外から持ち込まれたらアウトですよね。
玄関前にはアルコール消毒を置いて、手の除菌をしてもらってから入るようにしてもらっています。
こればかりは、一日でも早くリモートワークが実現するのを願うばかりです。
②田舎で唯一人が集まる場所スーパーでの感染
そもそも田舎には人混みがないのですが、それでも一番人が集まるところ…スーパーです!
①レジかご、カート、を直接手で持たない。
不特定多数の人が触っています。手袋か、ハンカチなどを使って触るのがリスク回避になります。
②購入しないものには触れない
商品を持ちながら買うかどうか迷ってまた棚に戻す…その行為はこのご時世、はたから見ていると恐ろしいものに感じるはずです。
必ず購入するものだけを手に取りましょう!
③レジ前では間を空けて並ぶ
なるべく前後、間を空けてレジに並びましょう。
個人間でやるとトラブルにもなりかねないので、これは行政やマスコミで呼びかけてもらえると本当はありがたいです。
④現金を使わない。
本当のところは分からないですが、銀行員がお札からウイルス感染した…などという話も聞きます。
確かに不特定多数の人が触っているのだから、そこからの感染の可能性もあるはず。
海外では消毒殺菌したような話もあるようですが、日本ではないですよね。
支払いを現金で行った場合、お札を触ったあとの手で、レジ袋に食べ物を詰めるのですから…
その先ウイルスが食べ物から口に入ってしまう可能性が高い行為になります。
⑤タッチスクリーンを避ける
不特定多数の人が使っているタッチスクリーンは、感染リスクが高いです。なるべく使わないでいいような方法をとりましょう。
⑥スーパーへは誰か家族の代表1人が行く
スーパーでの感染の危険を考えると、家族揃っていくのはリスクが高いです。
最低限のリスクを取る為に、必要な場合を除いてなるべく代表者一人が行くようにしましょう。
③田舎ならでは回覧板での感染に注意
田舎ならではの感染ルート、そう回覧板です!
家庭内に持ち込まれ、各家族がペラペラめくり、終わったら次の家庭内に…そしてすべての家庭を回る。
難しいとは思いますが、これを機会にLINEなどのグループに移行できたらどんなに安全でラクか…と思ってしまいます。
地域には高齢者の方もたくさんいらっしゃいますし、回覧板が安否確認も含めて重要なコミュニティツールになっている事もあると思うので、まだまだ難しいとは思いますが。
とりあえず、回覧板は薄手のビニール手袋でもしてめくりましょう!備えあればです!
④外食は積極的にテイクアウトを利用する
自宅にずーっといると、いつも以上に気分転換に外食したくなります。
ですが3密を考えると、
とどうしても頭をよぎってしまいます。
- 密閉空間(
換気の悪い密閉空間である) - 密集場所(多くの人が密集している)
- 密接場面(
互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)
飲食店の方も経営を考えると来てほしいけど、感染リスクを考えると複雑な部分もあると思います。
そんな中、テイクアウトを積極的に発信している飲食店が多くなってきました!
私のブログでも、上伊那地域でテイクアウトできるお店のまとめ記事を作っています↓
ジャンル別、地域別にリスト化しているので、何を食べようか選びながら、楽しんで活用してもらえます。
現在約70店舗ですが、まだまだ追加していく予定です。
まとめ 田舎でも想像できる限りの予防対策を
実際に新型コロナウィルスにかかった人の話を聞くと、めちゃくちゃ辛そうです。
想像できるかぎりの対策をして新型コロナウィルス襲来に備えましょう。
改めて、新型コロナウィルスとは?どのような症状がでるの?どういう予防策がいいの?といった事については、諏訪中央病院の先生が作ってくださったこちらの動画(約15分)が分かりやすいです↓
また、親族が都市圏から帰省する事になった際の対応や、実際同居する家族の中で感染者が出てしまった場合の対応策など、こちらも諏訪中央病院の先生が作ってくださったPDFの資料がとても分かりやすいです↓
あと、こちらは1時間の番組ですが、日本の最前線で戦っている感染症対策チームの現状が分かります。『3密』の言葉が産まれた理由や、都知事会見がどういった情報に基づいて行われたのかが分かります。今ドラマや映画をみる時間があるなら、こちらのドキュメンタリーを見る事をオススメします!↓
神経をすり減らすような毎日で大変ですが、地域の医療崩壊を食い止めるためにも、一人一人ができる事をがんばりましょう!
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