こちらの記事では、伊那市にある茶房ちこのやさんをご紹介しています。
心にも身体にも癒しが欲しい時、ふと食べに行きたくなるお店があります。
伊那市西箕輪の南アルプスが一望できる高台に、隠れ家のようなお店を構える茶房ちこのやさん。
化学調味料や添加物は一切使わず、植物性の食材のみを使ったお料理が食べられます。
美味しくて創造的で、食べた後幸せになれるご飯がいただけます
食事も美味しいのですが、何よりオーナーご夫婦の人柄が素敵!会うたびに元気がもらえます。
仲睦まじいオーナーご夫婦のお人柄と共に、お店の魅力をご紹介をしたいと思います!
茶房ちこのや
- 営業時間:月~水 11:00~16:00、土、日:11:00~17:00
- 休日:木、金
- 住所:長野県伊那市西箕輪3472-3
- 電話番号:090-9947-9146
- 茶房ちこのやさんについて知りたい人
- 心も体も喜ぶごはんが食べたい人
- 通いたくなるお店を探している人
茶房ちこのや 植物性のみの食材を使用 心も身体も喜ぶごはん
場所はみはらしの湯の近く
ちこのやさんの場所は、みはらしファーム内にあるみはらしの湯の近く。
みはらしの湯に向かって坂を登っていき、みはらしの湯手前に右折できる道があります。
右折してまっすぐ進むと…
ありました、ちこのやさん!
お店の看板が目印です。
隠れ家のようなかわいらしいお店
こちらが茶房ちこのやさん。隠れ家のような佇まいです。
お店のすぐ隣は森に繋がっていて、自然を近くに感じます。
駐車場はお店の目の前に数台と…
最近駐車場が広がったようで、道路を挟んだ向かい側にも数台置くことができました。
どんなお店でしょうね。ワクワク。
のれんをくぐって入る前に…
こちらのピンポンボタンを押してから、お店に入ってくださいね。
店内は木がたくさん使われていて、ほっこりする雰囲気。真ん中でストーブがお店を温めてくれています。
「いらっしゃいませ~!」といつも笑顔で迎えてくれるのは、ちこのやのオーナーご夫婦、髙橋 憲一(たかはし けんいち)さんと、貴子(たかこ)さん。
数回行っただけなのですが、今回名前を覚えてくださっていました!嬉しい!
『ちこのや』という名前はご夫婦の名前、ケンイチの「ち」、タカコの「こ」から取って、作ったそうです。
ほっこり温かなご夫婦の雰囲気、そのままのお店!
あとでゆっくりお話しを伺おうと思います!
お店の中にはちいさなマルシェ
お店の中の一角には、ちいさなマルシェが。
ちこのやさんオススメの生産者さんが作る、商品がラインナップされています!
美味しそうなバジルソース
素敵なパッケージのハーブティー
黒豆コーヒー
小瓶に入ったかわいらしいはちみつ
ふりかけのような乾燥野菜
ハーブソルトにハーブシュガー
三年番茶
地粉うどんに、お手軽に買えるサイズの寒天
どれも身体によい素材を扱ったものばかり。
ちょっとしたお土産に買いやすそうなサイズでした!
靴を脱いでくつろげる店内
入ってすぐの土間の場所にはお一人様に居心地がよさそうな、木の温かみを感じるカウンター席。
靴を脱いで上がると
古民家風の扉のある部屋がふたつ。
こんな感じのテーブル席が2つある部屋と、
さらに奥の部屋には、のんびり座れるカウンター席に
座卓の席がありました。今回やまこ一家が案内されたのはこちらの席↓
子連れだと座卓の席がのんびりできてありがたいです。
お子さまが座れそうな小さな椅子もありましたよ。
足元があったかいな~と思ったら、コタツになっていました!嬉しい~!
階段を上がって2階にも2部屋お席があります。
こちらのお部屋と
こんな感じの席が2つある部屋がありました。
こちらのお席、窓の向こうには南アルプスが一望できます!
お隣のおうちの庭に立派な枝垂桜の木があり、春には南アルプスと桜の絶景を眺めながらごはんが食べられますよ!
メニューは全て植物性食材のみ
ちこのやさんのメニュー、食材から調味料までなんとすべて植物性。
化学調味料も添加物も使わず、なんとタレやソースもすべて自家製です!
ランチメニューは1つのみ。こちらが本日のお品書き。
メッセージ付きの手書きのメニューでほっこりします。
今日のお昼ごはん
- おにぎり2個(約180g)、又はいなり2個(ご飯の量約100g)※いずれも追加1個につき100円
- 自家製みそのお味噌汁
- 車ふのフライと大豆ミートの酢鳥風(トマトソース和え)
- 蒸し豆腐、塩麹の葛あんかけ
- 温かい三年番茶 ※お茶のお替わりは50円
- ほんのり甘いひとくち寒天(穀物コーヒー味)
料金は1,100円(税込み)となります。
ランチメニューを注文してのんびり待ちます。
店内には本もたくさん置かれているので、読みながら待つこともできますね。
じっくり読みたくなるような気になるタイトルが多いです!
美味しく創造的で、満足感のあるランチ
やまこちゃんを遊ばせながら待つこと40分ぐらい。
今日は2階でワークショップをしている団体さんの予約が入っていたので、いつもよりは待ちました。
ランチが出てきました~!美味しそう~!
ふわふわ、優しく握られた無農薬コシヒカリのおむすびに…
風味豊かな自家製味噌のお味噌汁。
出汁はカツオ出汁は使わず、シイタケや、他のキノコ類のみですが、言われないと分からないくらい美味しいです。
ほっこりする優しいお味がします。
上にのっているのは乾燥させた大根の葉っぱ。そういえば、先ほど店内にも販売されていました。
左から昆布の佃煮に、りんご、車ふのフライ、大豆ミートの酢鳥風(トマトソース和え)、花豆の煮もの、青菜のお浸し、こんにゃくの田楽味噌付き。
車ふのフライはサクサクで食べ応えバッチリ!
ちこのやさんの定番メニューです。
大豆ミートの酢鳥風(トマトソース和え)、言われないと大豆だと分からないぐらい。
むしろお肉よりうまみがすっきりとしていて、個人的にはすごく好みでした。めっちゃ美味しかったです!
ちょこちょこ色々な食材がのっていて、見ても食べても楽しいです。
やまこ母の好物!いつもランチメニューについてくるこちら、蒸し豆腐、塩麹の葛あんかけ。
小さなお餅が入った蒸し豆腐に、塩麹の甘さの葛がとろ~っとかかっています。
ほっとする甘さで、トロトロの食感も美味しい!お餅も食べ応えがあり相性バッチリ。ほんと美味しいんです!
好物は最後に残すタイプなので、最後に食べました(笑)
デザートにはほんのり甘いひとくち寒天。
ノンカフェインの穀物コーヒーを使って作られています。
食後の一口直しにちょうどいいサイズとお味。
1歳児のやまこちゃん、苦いのに意外とお気に入りのようでバクバク食べていました(笑)
ちこのやさんのランチ、食べた後には植物性のみとは思えない満足感!
植物性だけでこんなに美味しく、バラエティにとんだ料理ができるんだと驚きです。
甘味メニューもハズせない
ちこのやさん、ランチも美味しいのですが、甘味がまた美味しいんです!
今回は時間の関係で食べられなかったので、メニューだけ。
イチオシの豆乳プリン!焼きプレーンをいつも食べているのですが、美味しいです!
量もしっかりあって、満足感高いです!
豆乳プリンあんみつ、こちらもオススメ!美味しいですよ~!
シンプルなあんみつもあります。
気になっている芋ようかん。次回はこれを食べよう。
冬は美味しいぜんざいもありますね。お餅に玄米甘酒を練りこんでいるそう。どんな味がするんでしょうね!
玄米甘酒もあります。
ハーブティーを合わせた甘酒だそう!すごい綺麗な色ですね~
甘酒を使った4種類の豆乳ラテ。気になります!
ノンカフェインの穀物コーヒー。
大麦・ライ麦・チコリ・ビートを焙煎して作られたコーヒーです。
黒豆コーヒーもあります。あんころ餅とのセットが美味しそうです。
開店当初は甘味処として始められたちこのやさん。優しくて体が喜ぶ味で、ほんと超オススメです!
ランチの後にまだお腹に余裕があれば、食べて帰らないと損ですよ~!
髙橋さんご夫婦にインタビュー
お人柄も素敵で色々話を聞いてみたいというのと、
なんで植物性だけなんだろう?
という疑問もあって、後日別に取材の時間を設けていただくことができました!
ほっと落ち着く穀物コーヒーを頂きながら、お話を伺ってきましたよ!
諏訪の「そば処とみや」で働いた経験が衝撃だった
ご主人の憲一さんは愛知県名古屋市出身。奥さんの貴子さんは、長野県上田市出身で、ちょうど真ん中辺りに位置する伊那市にご縁ができ、移住してこられました。
ちのこやさん、元々は奥さんの貴子さんが甘味処として一人で始めたお店でした。きっかけは、伊那市に引っ越す前に一度住んでいた諏訪市にある「そば処とみや」で働いた経験でした。
普通のよくある大手の飲食店だと、マニュアルがあって1週間ぐらいあれば大体仕事を覚えるじゃないですか。
そんなイメージですね。
とみやさんは創業60年以上のお蕎麦屋さんで、そういうのが全くなくて。
お通しとかも、女将さんが臨機応変に途中で内容を変えていっちゃったり(笑)自由なんです。
働く人は大変かもですけど、お客さんには喜ばれそうですね!
そうなんです!いい意味ですごい衝撃で。眠っていたものをたたき起こされたような(笑)
「私もお店やりたい!」って思ったんですよね。
貴子さんに誘われて脱サラ
元々はサラリーマンだった憲一さん。脱サラし、貴子さんが一人でやっていたお店を2人で切り盛りされています。
最初は私が一人で甘味処をやっていたんですが、ランチも提供したくなってきて。
あと、一人で遊ぶより2人で遊んだほうが絶対楽しいだろうなって。
彼女から遊び相手としてスカウトを受けた感じです(笑)
仕事を遊びととらえているんですね、楽しそう!
ただ実際夫婦でお店をやってみると、すごく大変で全然楽しくなかったんです(笑)
えっ、そうだったんですか?
結婚して今まではそれぞれ別の仕事をしていたので、24時間一緒に毎日いる事なんてなかったし、一緒の仕事をするとなると大変で。
出会って20年以上経つのに、別人に見えるくらいでした(笑)
そんなに違うように感じるんですか!
今までお互い遠慮していたり、相手に対する思い込みみたいなのも多かったんだって事にも気づきました。
これじゃ明日はお店開けられない!って思う事も何回かありましたよ。
そんな危機的な場面もあったんですね!
今は言われないと分からないです(笑)
元々サラリーマンだったので、お店を続けていくには毎月これぐらいは必ず収入がないといけないとか、経済面を考えてしまってたりしましたね。
心配しすると動きが硬くなるんですよね。
そうするとお客さんにも伝わってしまって、お店に来づらくなってしまうので。
お店を前進させるにはまずは2人が楽しいと思える環境が大切だっていう事に気づきました。
楽しさに吸い寄せられて、結果は後からついてくるんじゃないかと思っています。
たくさん話し合って、感情をぶつけあって、今ではすごい大親友になったなって思います。
ほんと、2人で1チームっていう感じで、ぴったり波長が合っている感じです!
二人の関係が今のようになってから、何か変わった事はありますか?
二人の歩幅が合ってからは、幅広い年齢層の方が来てくれるようになりましたね。
おかげさまで、お客さんの数も増えてきています。
やっぱりやっている人が楽しんでいたら伝わるものなんですね。
私も引き寄せられて取材を申し込んでしまいました(笑)
植物性だけなのは、限られた食材で作った方が楽しいから
聞いてみたかったんですけど植物性の食材に限っているのは、どういう理由なんですか?
元々マクロビを習っていたのですが、一時期食材選びに厳しくなりすぎてしまった時期があって。
元々食べる事が好きだったはずなのに、美味しさを犠牲にしてまで食材を選ばないといけないのか?と疑問に思うようになったんです。
一旦考えをゆるめたんです。そうすると今度は、厳選された食材の中で作る楽しさが生まれたんです。
彼女は今仕込みをしている時が一番楽しいって言ってますからね(笑)
週に2日休みがあって、そのうち1日は翌週分の仕込みなんですが、その仕込みの日が一番楽しいんです。
休みの日でも仕込みをやっている日が楽しいんですね!
本当に今の仕事を楽しんでおられるんですね。
逆に主婦感覚でいくとダメなんですよ。
頭で考えた事を形にできて、美味しい、いいじゃん!ってなる過程が楽しいんです。
料理というより作品を作る感じですね。
「植物性」としぼる事で、作る楽しさに繋がっているとは…!
もっと難しい理由かと思っていたんですけど、その考え方は素敵ですね!
今この瞬間を楽しみながらお店を続けたい
これからお店をどうしていきたいとか、ありますか?
私はもっと仕込みの方に専念したいので(笑)
ホールを任せられる人を雇えたらとは思っているんですけど。
かといってお店に全く出ないのも寂しそうですけどね。
お店を広げて、イベントとかできるようにしたいですね。
知り合いの農家さんに出店してもらえるようなマルシェとかも企画したいですね。
まだまだちこのやさんの可能性は、広がっていきそうですね!
この先どうこうよりも、まずは今この瞬間を楽しんで味わいながら日々を重ねる事が大事かなと思います。
真面目さをとって、真剣に遊びたいですね!
まとめ 茶房ちこのや オーナーご夫婦の雰囲気そのままのほっこりするお店
植物性のみとしているので、最近は外国人のベジタリアンの人なども来てくれるそうです。
貴子さんが楽しみながら作っているランチと甘味は、作り手の楽しさが伝わってくるまさに作品!
味付けも盛り付けも丁寧で、気持ちを込めて作られていることが伝わってくるお料理です。
食べた後は心も身体も満たされますよ!
会うと元気がもらえる髙橋さんご夫婦にぜひ会いにいってみてくださいね!
ちこのやさんでマヤ暦セッションを行っています。心地よい空間で、気付きの時間を過ごして頂けます↓
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\ やまこ母オススメ/
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